ASDのタイプ『尊大型」の主な特徴について

尊大型ASDの話


私は専門家ではありません。
ネスケ(ネスケ父)の場合と、私の調べた事を私なりの解釈で書いています。
参考程度にお読みください。

ネスケ
ネスケ

発達障害(ASD+ADHD)と
診断されている旦那ネスケです

ネスケ子
ネスケ子

妻のネスケ子です
私たちの紹介は
コチラ



ネスケは、自身の父親にそっくりなんです。
似ているけれど、なにかが違う。

ネスケ
ネスケ

そりゃ親子なんだから
似ているでしょ
でも俺はあんな
亭主関白じゃない!

ネスケ子
ネスケ子

う~ん
けどやっぱり似ている
でも何かが違うんだよね
これが「タイプ」なのかな?


ASD(自閉スペクトラム症)の特性から来る特徴ですが、タイプによって強く目立つところが違います。

ASDのタイプ
  • 受動型
  • 積極奇異型
  • 孤立型
  • 大仰型
  • 尊大型

『尊大型』の目立つ特徴をあげると

自分の中の価値観を威圧的に自己主張する言動が目立つ

私の印象ですが『尊大型』と『積極奇異型』は、モラハラと思える言動が目立ちます。


モラハラをする人は『わざと馬鹿にしたり、相手の人格などを否定することに快感を覚える』という説明を見ましたが。
『尊大型』タイプの方は、『悪気がない』ということが前提だと思います。
相手の為を思って、良かれと思っての言動。

まあ、それが相手にとっては「モラハラ」と感じたら、モラハラだと私は思ってしまいます。


人それぞれ性格などもあるので、一概には言えませんが。

尊大型タイプ
  • 悪気がない(相手のことを思っての)言動
  • 『自分の言動によって相手がどう思うか』想像できない

ネスケの父の場合、診断はされていませんが「尊大型」、「積極奇異型」だと思う。
『ネスケと同じ特性を持っている』と、ネスケが通院する病院の心理士さんに言われています。

ネスケととても似ているけれど、どこかが違う。

ネスケ父のネスケ母への言動は、周りからすると(ネスケ母からすると)『モラハラ』と感じます。

けれど、ネスケ父の話を聞いていると「良かれと思っての言動」、「ネスケ母を思いやっている気遣いが感じられる」

難しいです。

前半・後半と分けて書いていきますが、今回は『尊大型の主な特徴』。
ASDの他のタイプの記事もありますので覗いてみてください。

ネスケ子
ネスケ子

それでは詳しく書いていきます
今回は、前編となります



『尊大型』の主な特徴は「威圧的」な言動が目立つ

まずは、尊大型の主な特徴から見ていきます。

  • 自己主張が強い
  • 威圧的な態度
  • 感情的
    (キレやすい)
  • 内弁慶の人が多い
    (逆を言えば「外面がいい」)
  • 学力は高い方
    (仕事で高い地位に行く方も多い)
  • 自分の中の価値観が強い
  • 強いこだわり
  • 承認欲求が強い
  • 頑固でひとりよがりに見える
  • 集中している作業などの邪魔をされると怒り
  • プライドが高い
    (見下すような、馬鹿にするような所もある)

    etc…

『尊大型』の主な特徴は、上に書いたような事が目立つ。

ASD(自閉スペクトラム症)には、基本となる3つの特性があります。

ASDの基本的な3つの特性
  • 社会性の障害
    人とうまく関われない。関わり方が独特。
    空気を読んで臨機応変な対応をするのが苦手など

  • コミュニケーションの障害
    一方的に自分の事ばかり話したり失礼な事も気にせず口にしてしまう。
    冗談が通じないなど
  • 社会的想像力の障害
    他人の感情や、経験がない事を想像できない。
    こだわりが強い、興味がない事には関心を示さないなど

ASD(自閉スペクトラム症)の基本となる3つの特性は、どのタイプにも関係しています。







『尊大型』を例えるならジャ〇アン

『尊大型』の事を調べている時に、私の頭に浮かんだことは。

  • ジャイアン
  • モラハラ夫
  • パワハラ上司
  • 昭和の亭主関白の旦那
尊大型 (2)
『尊大型』を例えるなら「ジャ〇アン」「モラハラ夫」「パワハラ上司」「昭和の亭主関白旦那」

あまり良くないイメージですね。
(昭和の亭主関白を描くのを忘れました)
 
このタイプの男性は、昔ならあまり違和感なく済んだのかもしれない。

令和のこの時代だと、違和感ありまくりの『モラハラ夫』ですね。

昭和の時代は、旦那さんの給料だけで生活している事も多かったと思います。
つまり専業主婦が当たり前だでした。
女性の社会的地位も今ほど高くはない時代です。

※この記事では、「尊大型」を男性として書いています。
「尊大型」、もしくは他のタイプもそうですが男性・女性関係ありません。

昭和の亭主関白
「尊大型」のイメージ、昭和の亭主関白の旦那

今でいう『モラハラ夫』が、昭和の時代にはたくさんいたという勝手なイメージを私は持っております。


『尊大型』タイプの多くの方は、「威圧的」な言動が多い。
そして、自己主張が強い。

威圧的な態度で、自己主張をしてくる』という事ですね。

そして、『尊大型』タイプの方は

自分の中の価値観だけで判断し、その自分の価値観から外れる事に対して、非難したり排除(拒絶)する

『尊大型』タイプの旦那さんの発言などに対して、否定するような意見などは頑として受け付けないとい。

この部分をASDの特性で説明すると、次のようになります。

自分の事を客観的に見る事が出来ないという事や、相手の気持ちを察する事が出来ない
(想像力の欠如)

  • 自分のなかの価値観で判断する
  • 威圧的な言動が多く見られる
  • 価値観から外れることに対して、非難、排除する
    (相手からの意見などは受けつけることは少ない)



『尊大型』の主な特徴を詳しく

自己主張が強く、威圧的な態度で相手の意見を聞かずマイペース

先程も書きましたが、あまりいいイメージがありません。

ですが、『尊大型』の言動には『悪気がない』

本人は、自分の言動が相手に不愉快な思いをさせていることにも、自分が威圧的な言動をしていることにも
『気付いていない』

何か、問題が起きたとしても
『相手が悪い』という風にさえ思っています。

そしてこれも私が思っている事ですが
『尊大型』と『積極奇異型』タイプの方の多くは、自分が発達障害という事に気づいていない方が多い。

ネットなどで目にする『無自覚の発達障害』という方の特徴を見ていると
『尊大型』か『積極奇異型』タイプの方が多いなと、勝手に思っているネスケ子です。

相手に対して『相手が悪い』と思ってしまう原因は、『認知のゆがみ』から来るものと『自分を客観視する事が困難』という特性が関係していると感じます。

認知のゆがみについての記事

客観視できないことについての記事







自己主張が強い・威圧的な態度

尊大型は「相手が悪い」という
「尊大型」自己主張が強く、威圧的な態度で押し通そうとする

自己主張が強く、威圧的な態度。

これだけでも、もう大変そうです。

自分の主張を威圧的な態度で押し通そうとする』という言い方がしっくりきますね。

この自己主張ですが、こんな感じです。

  • 『俺が正しい』
  • 『俺は間違っていない』

さらに、『お前が悪い』というような言葉も(考えも)足されてしまう。
(相手に非があるという主張をする感じ)

『自分が正しい』と、『自分を正当化するために威圧的な態度』をとる感じです。

この態度に『感情的(主に怒り)』も加わります

威圧的な言動で攻撃(怒り)しながら、自分を正当化してくる。

ここだけ見ると、モラハラ、パワハラが頭に浮かんできますね。
※全てのモラハラ、パワハラが発達障害の方という訳ではありません。

そして『尊大型』タイプの方の特徴の1つに

論理的に考えを組み立てられるという、学力が高い傾向がある

①と②の特徴が、どのような言動になるかというと

威圧的に論理的な言葉で攻撃しながら、自分を正当化してくる。

論理的に威圧的に、自分の主張を押し通してくる。
相手に何も言わせない。

怒りで攻撃されるような感じだと、委縮してしまい何も言えなくなっていくと思います。




モラハラ・DVと尊大型の違いは「悪気がない」こと

モラハラ夫やDV夫と、尊大型タイプの違いがあります。

モラハラ夫、DV夫は、意図して相手を暴言・暴力を行っているのに対して
『尊大型』タイプの方は、意図せず行っている。


ASDの特性を持つ方の、言動の多くは
『悪気がない』

悪気はないけれど
『自分の言動相手がどう受け取るのか?(どう思うのか?)』という事が分からない。

本人は、『自分の言動が相手を傷つけている』ということに気がついていないというところが、モラハラ、DVとは違う部分だと思います。

自分の主張を威圧的に攻撃している時に、相手の為に良いことをしていると思っている事もあります。

(相手の為に言っていると思っている。もしくは、相手の為に言っているんだと言う。)

この特徴は、まさにネスケ父そのものなんですよね。

威圧的な言動をする原因として過去に

  • 威圧的な言動(怒って強く押し通す)をすると、相手が従ってくれる
    経験が根拠となり、誤った認識を学習してしまっている。
    これらの経験、誤った学習が原因となり、尊大型は孤立型が進んだ形と言われています。


  • 孤立型タイプの方が、人との関わり方を間違って学習をして尊大型へと移行する。
威圧的に攻撃された時の対応は?

威圧的に主張をしている時には、黙って聞くという事が良い。

ただ、注意したい点や、そのことに対して改善してほしいという部分は、『尊大型』タイプの方が落ち着いた頃に(忘れた頃に)その時の話を持ち出し話すということが良いとありました。

主張には矛盾があると思います。
(ネスケの場合は矛盾があります)

その時に、その矛盾点を正論等で告げると(私の場合は興奮してしまい感情的に言ってしまいます。)、パニックを起こすか、さらに興奮してしまいます。
(メルトダウンを起こす時も多いです。)

冷静になった時に
「あの時の話だけど…。」
などと話をすると意外にスムーズに話をする事ができます。

※あくまでも、ネスケの場合ですが…。

相手が興奮して主張を繰り広げている時や、主張している事に矛盾を感じると、ついその矛盾に対して正論を言いたくなります。(私の場合は、否定したくなる。)

けれど、その時に正論で話したり、否定してしまうと、さらなるトラブルへと発展してしまう事が多い。

ネスケの場合は、基本受動型だとは思いますが、他のタイプと思われるものが(積極奇異型・尊大型)ミックスされているので、(状況・背景などを)理解しないまま自己主張をしてくるところも多いです。

そしてこのような状態の時には、私が話していることを理解する気もないようなので(理解できないというより、理解する気もないと感じる。実際「理解する気がない」という時もあるので…。)、やはり落ち着いた時などに伝えた方が良いと思います。

冷静になった時は、スムーズに話をする事ができる。
私の話も聞いてくれることも多いです。



内弁慶(外面がいい)

「うちの旦那は外面がいいから、家でのことを信じてもらえない」というようなことを、目にすることがあります。

尊大型タイプの方のなかには
気を許した人にだけ、威圧的な言動をとることがあります。

気を許した人=家族(奥さん、夫、子ども、両親など)

家での様子を、友達や、知り合いなどに話した時なぜ信じてもらえないかというと

学力は高い方(仕事で高い地位に行く方も多い)

学力が高いタイプなので、お子さんの場合は学校で信頼されていたり(主に教師から)、仕事では高い地位にいたりする。

「え?あんなに優秀な人が?そんなわけ…。」などなど。

家族に対してだけ『尊大型』の特徴が出る場合があるので
『内弁慶(外面がいい)』となる。

外では、そんなことはないけれど
家族に対しては、『見下した』ような言動をとったりすることもあるようです。

『尊大型』タイプの方は、プライドが高い方が多い。
その部分を刺激してしまうと『威圧的に攻撃』に繋がります。

対応は先に述べた通り、怒りが落ち着いた時などに伝える。
それまでは、黙って聞く事が良いのかな?と、思います。

余談ですが、知能が高い発達障害の方は『発達障害の特性が気づかれにくい』傾向にあるようです。それは、高い知能で特性を補っているという事らしい。

  • 気を許した人にだけ威圧的な言動をとる
    (パートナー、家族など)
  • 学力は高い方が多いので周囲の人に、家での様子を信じてもらいにくい
  • プライドが高い方が多いので、刺激してしまうと攻撃されることがある



『尊大型』主な特徴【まとめ】

威圧的に論理的な言葉で攻撃しながら、自分を正当化してくる。

このような時には、矛盾点などを正論で告げるということをせずに、黙って聞くという事が良いとされています。

興奮している時には、矛盾点などを正論で伝えない。
さらに興奮して、攻撃されるということがあります。
(ネスケの場合は、そうなります。)

ネスケ子
ネスケ子

他にも注意することがあります。
私とネスケの場合で説明します

ネスケが自分の考えを主張している時に、その場をやり過ごそうと「そうだね。」と言ってしまう時があります。

この「そうだね。」という言葉は、ネスケからすると「ネスケの主張を認めた」となってしまいます。

あとで落ち着いた時に「さっきのことだけど。」と、ネスケの主張に対しての、否定というより意見に近い発言をしてしまうと

「お前はさっき認めただろっ!」

「意見をころころ変えるなっ!」

興奮が復活してしまい、さらに攻撃が続くことになります。

否定も肯定もしないことが重要。

  • 背景・状況、雰囲気などを察する事ができない。
    (メタメッセージを読み取れないため)

明らかに面倒くさいような、嫌味なような言い方で「そうだね。」と言っても、言葉通り受け取って『主張を認めた』となってしまう。

ネスケが自分の主張を強く言っている時は、ほぼ否定はしませんが、肯定もしません。
ネスケが落ち着くまで、静かに聞いています。

尊大型の特徴の原因は

  • 自分の中だけの価値観を主張する
  • 悪気はない
  • 人との関わり方を間違って学習している



いくつかに分かれてはいますが、必ずしも1つのタイプの特徴だけ持っているというわけではなく、2つ以上のタイプが混合しているという事の方が多いようです。

そして当事者の方も、サポートする側の方も

『このタイプだっ!』と、思い込むことは強い偏りの原因にもなってしまうので

『この特徴もあるな』という感じに、対応の参考程度に知る事が良いと思います。

そして、ずっとそのタイプというわけではなく、違うタイプに変わるという事もあります。




ネスケ子が参考にした本

ASD(自閉スペクトラム症)の各タイプについて書かれた本です。
「受動型」「積極奇異型」「孤立型」の3人の登場人物の様子や、対応、対策などが漫画で描かれているので、分かりやすい。
個人的には「受動型」タイプの女性が思考停止する場面が、ネスケそのものだったのでネスケの思考を知る事ができました。