発達障害(ASD+ADHD)と、診断されている旦那ネスケの嫁ネスケ子です。
前回、【積極奇異型編1】を書きましたが…。
長くなってしまったため、今回は【積極奇異型編 2】を少し短めに書きたいと思います。
『積極奇異型』の特徴は、どのような特性か
・人と関わるのは苦手ではない
・積極的
・カッとしやすい
・感情表現は大げさ
・しつこい
・思った事を全部言う
・会話泥棒
・衝動的
・自己中心的に見える
etc…。
◎社会性の障害
(人とうまく関われない。関わり方が独特。空気を読んで臨機応変な対応をするのが苦手など)
◎コミュニケーションの障害
(一方的に自分の事ばかり話したり、失礼な事も気にせず口にしてしまう。冗談が通じないなど)
◎社会的想像力の障害
(他人の感情や、経験した事がない事を想像できない。こだわりが強い、興味がない事には関心を示さないなど)
社会性の障害の部分
『積極奇異型』タイプの方は
『人づきあいが得意』だと思っている方が多いようですが
人と進んで関わっていくこともありますが、このタイプの方はトラブルも多いようです。
距離感が近いという事もあります。
これは、人のパーソナルスペースにも入ってきたり、積極的に関わっていきます。
感情的になりやすかったり、思った事を口にしてしまう事が多いために、相手に不愉快な思いをさせてしまったり、怒らせてしまう事も。
しかし悪気なくしている言動なので、本人は相手が不愉快になっている事にも気づかなかったり、怒らせてしまっても原因を本人は分かっていません。
自分のせいではなく、相手が勝手に怒った。など思う事も少なくないかもしれません。
私見ですが、『積極奇異型』タイプの方は
本人が発達障害という事に気づくという事は、少ないと思っています。
そして、このタイプの方は「キツイ人」と、周りの方に思われている方も多いのではないでしょうか。
相手の状況などを見る事が出来ない為に、自分の都合で物事を進めてしまうという所もあります。
敬語を使わなければいけない場面などでも、その場に適した言葉遣いができないという場合も多いようです。
TPOが分からないなど。
コミュニケーションの障害の部分
『積極奇異型』タイプの方は、『会話のキャッチボール』が一方的のようです。
どんな会話のキャッチボールかというと…。
(相手の反応を見ないで話し続ける。)
●ボールを投げ返さない
(相手の話を聞かず、自分の話を続ける。)
●ボールを受け取らない
(相手の話を聞かない。相手の話には耳を傾けない。)
●ボールではなく槍を投げる。
(思った事を相手の気持ちを考えずに口にしてしまう。)


社会的想像力の障害の部分
『積極奇異型』タイプの場合は、相手の気持ち(感情)や、相手のニーズに無頓着な事が多い。
想像するという事が苦手なため、自分の言動によって相手がどう思うか?という事は考えずに思った事を口にしてしまう。
本人に非があったとしても、相手が悪いなどと思ってしまう所もあります。
想像する事が苦手という部分で、時間軸で物事を考えるという事が困難という所もあります。
それと、自分だけの決まり事など(マイルール)が崩れる事も嫌がる傾向があります。
通いなれた道でいく(自分が近いと思っている道など)、置き場所を決めている物が置かれていないのも嫌がる。などなど・・・。
この部分も想像力の障害になるようです。
ちなみに、ネスケ父はフィギアをキレイに分類して並べています。
ネスケ母の話によると、ネスケ母が運転して車で出かける時にも、助手席に乗っているネスケ父が道を指示しているそうです。
『そっちの道じゃないっ!こっちの道だっ!』
などなど。
積極奇異型タイプへの対応
『積極奇異型』タイプの方は、自己中心的な言動が多いですが、本人に悪気は全くありません。
相手に対して、攻撃するつもりも、非難しているつもりもありません。
(何かトラブルが起きた時に、『相手が悪い』と思う事はある)
本人は、相手を不愉快にしているという事に気づいてない為、本人に伝えるという事が必要だと感じます。
話せばわかる事もある。
聞いてくれないと困りますが💦
話を遮っている事にも本人は気づいていないのです。
全部が悪気がなく、気づいていないという事なんですよね。
なら、気づいてもらう必要があると思います。
伝え方も難しいですが、論理的に伝えるという事が必要なようです。
当事者の方の対処法などは、本やネットに載っています。
例えば、悪気のない発言がトラブルに繋がる対処法として
(相槌を心がける)
2.発言するまでに3呼吸おく
(一呼吸では足りないらしい)
などなど…。
サポート側からの対応としては
(ダメな人ではなく、ダメな言動)
2.問題行動の本人の思い(考えを聞く)
(注意だけでは改善には繋がらない。
「なぜ、そのようなことをしたのか?」という真意を確かめる。)
3.そもそもの特性の理解
(何度注意しても直らないのかという特性からのものを理解する。)
私は、ネスケの特性を理解しようと日々思っていますが、ムカつくものはムカつくと言っています。
それが、特性からくるものだとは分かっていても、ムカつくものはムカつくし、傷つく時は傷つきます。
ですが、ただ怒って伝えるだけではなく
『その言動で、私は傷ついた』と、どの言葉を、どんな時に言われたら傷つくのか、ムカつくのかを伝えています。(これは毎回)
その時は伝わらなくても、時間がたった時などに理解してくれることも多いです。
小さな積み重ねが、大きなものへと変化していくことを信じて日々を過ごしています。