発達障害(ASD+ADHD)と
診断されているネスケです
妻のネスケ子です
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前回の記事に続き『積極奇異型』について書いていきます。
ASD(自閉スペクトラム症)の同じ特性を持っていても、タイプが違うと目立つ部分も違うようです。
ネスケとお父さんは似ているけど違うわね。
ネスケは、話を聞いてくれる。
お父さんはわたしの話なんか聞いてくれない。
お義父さんと比べたら聞いてはくれるけどね。
ネスケの一方的な考えから離れてもらうのは大変だよ?
お父さんは最初から最後までずっと聞いてくれないよ。
積極奇異型の特徴を簡単に説明
積極的に人と関わっていくが、その言動は独特とも思える。
自分の関心があることだけを一方的に話す傾向があり、思ったことはすぐに口にすることが多い。
人との距離感もバグっている。(親しい間柄ではないのに馴れ馴れしかったり、一般的には聞かないであろうことも踏み込んで聞いてきたりもする)
全体的に自己中心的な印象を受ける。
ASDのタイプの中で1番『空気が読めない』が当てはまる。
前回の記事『【ASDのタイプ】積極奇異型の主な特徴』の続きとなります。
積極奇異型の主な特徴については、前回の記事をご覧ください。
それでは『積極奇異型』についてネスケ父の場合として書いていきます。
前回の記事の続きとなります。
参考にした書籍はこちら
ASDの基本的な3つの特性が積極奇異型ではどんな特徴となるのか
ASD(自閉スペクトラム症)の基本的な3つの特性は、どのタイプの方にも特徴として持っています。
タイプによって目立つ特性は違いますが、基本的な特性はどのタイプも持っているということです。
ネスケ父の場合として書いていきます。
社会性の障害【積極奇異型の場合】
相槌すら打てない程に、一方的に話し続けるネスケ父。
わたしが返事もしていないことにも気づいた様子はありませんでした。
- 場の空気を読むのが苦手
- 自己主張が強い
場の空気を読むことなく相手や状況に合わせた行動はとらず、自己主張が強いのが積極奇異型。
ネスケ父は、周りを振り回しているという印象が強いです。
その他、人との距離感がとても近い。
親しい間柄ではない人にも、踏み込んだことを聞くこともありました。
ついでに、声も大きい。
あとは、『しつこい』です。
コミュニケーションの障害【積極奇異型の場合】
積極奇異型は、コミュニケーションの取り方が一方的です。
会話のキャッチボールができません。
会話の中では『自分』はあるが、『相手』がない。
基本、自分の話(自分が話したいこと)だけを話しています。
相手が話をしようとしても、相手の話が終わる前に被せてくる。
ネスケもわたしの話に自分の話を被せてきて、話し終えるとどこかに行ってしまうことが多々あります。
ねえ…
わたしの話が途中なんだけど?
あ~
あとで聞くよ
こんなことが何回か続くと喧嘩になります。
社会的想像力の欠如
積極奇異型は、相手の気持ち(感情)や相手のニーズに無頓着な事が多い。
想像するという事が苦手なため、『自分の言動によって相手がどう思うか?』ということは考えずに思ったことをすぐ口にしてしまう。
本人に非があったとしても『相手が悪い』と、自分ではなく相手を責めることがあります。
自己中心的で感情的な特徴が目立つ。
相手の感情を理解できない特性も絡み、自分の失礼な(ストレートな)発言から相手を怒らせたり、傷つけたとしても『相手が悪い』と思います。
積極奇異型への対応とわたしが気をつけていること
積極奇異型の特徴として、一方的に自分の話をする傾向があります。
そして『相手の話はあまり聞くことがない』ということが多々あります。
わたしの話を聞いてくれる時は、もちろんですがあります。
しかし、伝えたいこととは違う捉え方をすることが多い。
認知のゆがみからなのかは、わたしには判断できません。
ネスケとネスケ父の2人に共通している捉え方が1つあります。
自分が責められている(自分に非があると言われている)と思ってしまう
問題が起きた時など『どうしてこうなったか?』という経緯を説明する時などに起こります。
そんな時は、ネスケもネスケ父も感情的になってしまいます。
(だいたい怒っている)
こちらの話を聞いてくれない。
これが本当に困ります。
ネスケにもネスケ父にも、何かを説明する時『否定するようなことではない』ということを最初に伝える様にしています。
- 否定するつもりで話すわけではないと最初に伝える
- 静かに淡々と伝える
- まず最初にわたしの話を聞いてから、思ったことを話して欲しいと伝える
この3つのことを気をつけてはいます。
「否定するつもりはない」、「静かに淡々と伝える」この2つは、積極奇異型の方にだけではなく他のタイプの方にも共通していると思います。(特に受動型タイプの方)
積極奇異型の方側の改善策は、目にすることができます。
積極奇異型タイプの方の話し方の特徴としては
- 一方的に話しをする
(相手に伝えるというより、自分の話したことだけを一方的に話す) - 話は分かりにくい
(相手側のことを考えて話すことができないので、自分だけは分かる話し方になる) - しつこい
(同じ話を何回もすることがある。相手が話しに興味がないなど表情やしぐさを読むことができない)
積極奇異型について2記事続けて書いてきました。
わたしが書いたことが全てではありません。
ASD(自閉スペクトラム症)のタイプは、ずっと同じではなく変わることもあります。
混合している場合もあります。
タイプを決めつけることは、当事者の方だけではなくサポート側の方にとっても良くないと思いますが、何かの参考になればと思います。
参考にした書籍