ADHDの旦那の車の運転

コミックエッセイ編
私は専門家ではありません。
ネスケの場合と、私が調べた事などを私なりの考えとしてまとめて書いています。
参考程度にお読みください。

 

旦那ネスケは発達障害(ASD+ADHD)と、診断されています。

そして、ADHDの不注意と、衝動性という特性は強めに出ている様な気がします。

その不注意や、衝動性が、車の運転にも影響があるのか?

ネスケの場合として、今までネスケがやらかした運転に関しての出来事を漫画にしてみました。

あくまでも『ネスケの場合は、こんな事がありました。』という事なので、ADHDの特性をお持ちの方が全員こういうことになるという話ではありません。

(中にはいるかもしれませんが💦)

 

 

 

 

『不注意』でお義母さんびっくり⁉

発達障害の旦那「不注意」お義母さんビックリ

お義母さんびっくり⁉の解説

『不注意』ですよね?

この話は、お義母さんとランチに行った時に、お義母さんから聞いた話です。

「この前、私びっくりしちゃったのっ!!」

と、興奮気味に話してくれました。

 

私も話を聞いてびっくりしましたが、まあ『ネスケあるある』ですね。

 

コンビニに行くという事だけ優先というか、駐車場に着いた瞬間にそちらに(コンビニに行くという事)意識がいってしまったのでしょうね。

駐車場に停まった時点で、運転から意識がコンビニに移ったことでシフトレバーをパーキングに入れるという作業がすっ飛んでしまったのでしょう…。

この時は、お義母さんが慌ててシートベルトを外し、シフトレバーをパーキングに入れたらしいです。

それは、焦りますよね。

私だったらどうしよう、フリーズしてしまうかもしれません(笑)

 

こういう状態になる事はとても多いです。

運転中の話で言うならば、高速に乗る時に通行券を発券して通り、高速を降りる時はETCの出口を通ろうとしたらしいです。

係りの人が急いで来てくれたという事です。

発達障害の旦那の不注意

その日は、朝早く県外の病院に行くために高速道路を利用したのですが、私は仕事だったので出勤準備が終わった時にネスケに電話をしたんですよね。

その時に、ネスケが色々と起こった話をしてくれました。

・財布を忘れた。

・キャッシュカードも忘れた。

・そして、高速道路の件。

 

不注意からの困り事は日々ありますが、運転中は危険なので私も心配です。

 

 

 

 

 

 

 

「衝動的な怒り」奥さんが恐怖を感じた話 1

衝動的な怒り運転編1

 

「衝動的な怒り」運転編1 解説

ネスケは運転中、スピードが遅い車や、運転が荒い車などに出会うと

「気持ち悪いなっ!」と言います。

この時もいつものように、煽ってくる車に対して「気持ち悪いなっ!」と言いながらイラついていました。

 

いつもと違う所は、この時は怒りが暴走していたという事です。

煽ってくる車が追い越そうと反対車線に行った時、ネスケはアクセルを踏みました…。

普通に考えて、危ないですよね。

考える事もなく危険行為です。

 

 

 

 

「衝動的な怒り」奥さんが恐怖を感じた話 2

衝動的な怒り運転編2

 

「衝動的な怒り」運転編2 解説

 

どう思いますか?

危ないです。

なぜならここは、峠なんです。

カーブが沢山あります。

普通ならば、追い越そうとしている車が来た時は、スピードを落とすと思います。

なのにネスケは、逆にアクセルを踏みました。

少しの間、並んで走っていましたよ。

 

煽っていた車は私たちを追い越そうとしているので、もちろんスピードを上げています。

けれど、ネスケもスピードを上げているんです。

恐怖でしかない。

 

このままネスケがスピードを落とさなかったら、カーブで崖下に…。という事だってあるかもしれません。(崖下に落ちる前にスピードを落とすことを願います。)

煽っていた車が事故を起こすことだってあり得ます。

この時のネスケは、そこまで考える事が出来ないほどの怒りが先にきてしまった?

 

 

ADHDの特性を持っている方は、ワーキングメモリが小さいけれど『感情のメモリ』も小さいと、私が観た【睡眠専門医渥美正彦医師】のYouTube動画にありました。

 

この感情のメモリの中の、『ネガティブ問題』も小さいために

『すぐにいっぱいになって、ボンッ!と爆発する』というイメージらしいです。

 

爆発前の感情を処理する事が苦手だから、爆発してしまう。

この説明で言うと、私のネガティブ問題のメモリはネスケに比べて大きいので、ネガティブな感情が溜まっていく間に、前に保存された感情を上手く処理しているので、爆発までには至らないという事だと思います。

 

そして、感情のコントロールが苦手という事もあります。

『短気』とか『瞬間湯沸かし器』というのも、この辺りからくるのかもしれません。

この漫画の時、ネスケは瞬間湯沸かし器のように一瞬で沸騰しています。

厄介なのが、こういう場合の『怒り』は持続します。

なかなか収まらないのです…。

 

ADHDの脳機能障害と言われているのが、『側坐核』と『前頭前野』という部分。

『側坐核』は、衝動性をコントロールすると言われている部位。

『前頭前野』は、プラン、実行、想像、思考、感情のコントロールなどの機能を担う、脳の司令塔というような部位。

発達障害は脳の機能障害という事はよく目にしますが、障害があると言われている部位を知ると「なるほど…。」となります。

 

 

 

 

 

嫁が思う事

発達障害の旦那の嫁

 

『不注意』や、『衝動性』が運転中に出る事は、とても危険だと思います。

2014年に米国医師会雑誌で発表されたスウェーデンの研究では、ADHDの男性が交通事故にあう確率がADHDでない男性に比べて交通事故にあう確率が45%も高いらしいです。

これは、ADHDの特性(不注意、衝動性)から事故にあう確率が高いというもので、4年間の追跡期間中にADHDの薬を服用を続けていれば41%~49%は事故を避けられることが出来たという事です。

 

男性の場合は投薬で58%危険を下げる事ができたけれど、女性の場合は統計的に関連性がみられなかったそうです。

 

それと、ASDの場合も特性の中で

・こだわり

・反応の遅さ

・感覚異常

・同時並行処理の困難さ

ADHDの場合も

・多動性

・衝動性

・不注意

・ワーキングメモリが小さい

これらが、車を安全に運転する際に不利に働く要因となっているようです。

見ただけで不利そうですが、ネスケはどうでしょう?

 

カッとなって状況を考えずに、スピードを出すことはとても多い。

発達障害の旦那 運転について

ネスケが運転している時は、喧嘩をしてはいけないと強く思っている私です。

 

ちなみに、ネスケは運転免許証を取得してからブルーのみです。免許証の書き換えの時には毎回違反者講習を受けているそうですよ。
(一回もゴールド免許になった事がない。)

私はゴールド免許でしたが、去年やらかして現在はブルーです。(一旦停止違反です。)

 

こんなサイトを見つけました。

タカタ財団タカタ財団・2019年度研究助成の対象テーマ 『発達障害傾向のあるドライバーの運転特性の解明』

やはり、発達障害の特性を持っている方は運転に問題を抱えている方が多いということなのでしょう。

 

ネスケは、事故を起こすという事なく過ごしてきたようですが、運が良かったとしか思えません。

逆に私は事故率がとても高いです(笑)

停車中に後ろから追突された経験が4回あります💦

自分自身が気をつけて運転をしていても、起きてしまう交通事故。

ですが、気をつけている方が絶対にいいです。

ただ、発達障害の特性を持っている方は、気をつけようと思っているのに、気をつけられないという事があります。

 

私がネスケの助手席にいる時は、足を踏ん張ってしまう事が多々あります。
(ブレーキが助手席にないのに、ブレーキを踏みたい時が多々ある。)

思う事はですね『人を乗せている時は、本当に気をつけてほしい。』

ネスケに良く言うんですが

「ネスケがスピードを出して事故を起こした時に、私だけ死んでしまったら後悔しても後悔しきれないよ?」

って言っています。

ネスケから返ってくるのは「事故らないよ。」

根拠のない自信は止めてくれ…。

 

みなさん、事故には気をつけましょう。