旦那とのコミュニケーションは?

気持ちを言葉で表現できない 発達障害の話
私は専門家ではありません。
私が調べた事とネスケの場合を書いています。
参考程度にお読みください。
ASDの方は、コミュニケーション能力の障害と言われています。

外見では分からない(気づかない)「障害」ですが、当事者と会話の中で、違和感を感じる人は多いかと思います。

私も、ネスケと会話をしていて「?」と、なることが多いです。

コミュニケーション能力の障害というのは、どんな所なのか?

会話の中でどんな感じなのか?

ネスケとの会話で見てみたいと思います。

 

 

 

 

言われたことを独自に変換して受け取る

内容を変換して受け取る旦那

 

ネスケは、私が伝えたことなどを、形を変えて受け取ることがあります。

私はこれを「ネスケ特殊変換機能」と、茶化して言っています。(ごめんさない)

ある日の会話です。

変換して受け取る発達障害の旦那

この会話から喧嘩へと発展するのですが…。

私としては、本当に普通の雑談です。

節約の為に、一週間分の食材を購入し、小分けにして冷凍しています。

ただ、やはり面倒くさいわけです。

 

そして、「子供はいいよなー」なんて、ネスケに言っていた私です。

ですが、この私の発言をネスケがどう受け取ったかというと

変換して受け取る発達障害の旦那

この時も、「子どもはいいよな」が、ネスケの中で連想ゲームのようになり

「実家に帰りたい」と、全く違うものになりました。

このように、会話をしていても、私が伝えたい事とは違う受け取り方をしてしまい

「やり取りが上手くいかない」という事があります。

 

そしてこの、ネスケが変換して受け取ったことにより、喧嘩になることも少なくないのです。

この事が原因で喧嘩になった場合、ネスケが怒っている言葉が「そうではない」と、私が伝えたとしても、もう聞いてはくれません。

なので、ネスケと私が落ち着いた時に、私が伝えたかった事を改めて伝えるという事しか、今はできません。

変換して受け取った時点で、伝える方法を模索しております。

この変換されて受け取るというのは、ネスケが受けた心理検査の結果を見ても、それは分かります。

聴覚情報を正確に捉える事は、本人の中で得意と言える。しかし、その聴覚情報を頭の中で考えて処理する事は苦手な傾向が強い。また、概念理解に苦手さがある事も関係し、コミュニケーションは理解のズレが起こりやすいだろう。

 

これは、ネスケの受けた心理検査結果報告書の一部分です。

 

他にも、『認知のゆがみ』からネガティブに捉えてしまうという所もあります。

 

 

 

 

言葉通りに受け取る

言葉通りに受け取る

 

この言葉通りに受け取るという事がどういう事か?

一番わかりやすいのが

「冗談が通じない」という事です。

冗談って結構きついものもありますよね?

言葉通りに受け取ってしまうネスケにとって

「冗談」は、つらいようです。

「くだらない」という風に思うものから

「傷ついた」というような気持になる時もあります。

 

そんなネスケが、会社で一番苦手な事は

『雑談』です。

その中の『冗談』が、とても苦痛なようです。

冗談通じない発達障害の旦那

 

会社の先輩が言った、この何気ない言葉も(先輩が言った冗談)、ネスケに取っては、考えてしまうものになります。

「俺って嫌われてるのかな」などなど。

冗談だと思わずに、言葉通りに受け取ってしますので

「傷ついてしまったり」

「怒ってしまう」という事があります。

あと私が、喧嘩の時などに感情的になって「もう大嫌い」とか、言ってしまう時があるんですが、ネスケにとっては本当に大嫌い」と、受け取られてしまいます。

「感情的になっているから言ってしまったんだな。」

とは、後になって少しは思ってくれる事もありますが、何年経っても「俺の事を嫌いなんだろ。」と冗談なのか(薄っすら本気)分かりませんが言われます。

嫌な思いをしたことが強く残ることも合わさり、この喧嘩の時に感情的になって言ってしまった言葉は、ずっとネスケの中に残り、ネチネチ言われることになります。

喧嘩の時に「大嫌い」と言ったのに、喧嘩をしていない時に「好き」なんて言うと

ネスケからすると

「嫌いって言ったり、好きって言ったりわけわかんない」と、なります。

 

真剣にそう思っているのか、ただネチネチ言っているだけなのかは定かではありませんが

「あの時も言った」、「この時も言った」と、後々まで言われることになってしまいます。

これには、状況に応じてという事が分かりにくい事もありますが。

言葉どおりに受け取ってしまうという事を、なるべく頭に入れて話をするように心掛けています。(元々私は冗談が好きなので、冗談は言いたい。)

けれど、ネスケには

「冗談とか何でいうの?本当にいらない」なんて言われてしまいます。

ネスケは、冗談交じりの雑談、意味のない雑談、これは苦痛と言っても過言ではないようです。

言葉通りに受け取ってしまう事で、友達や会社の人にからかわれてしまう事が多く、ネスケからすると「なんでいつもからかわれるんだろう?」と、そのからかわれる事も辛いようです。

たぶん、ネスケが言葉通り受けとった様子を面白がられているのでは?

ネスケからすると辛いですよね。

 

 

 

自分の気持ちを言葉で表現するのが苦手

気持ちを言葉で表現できない

ASD(自閉症スペクトラム)の方は

自分の気持ちを、言葉で表現するのが苦手と言われていますが。

ネスケの場合はどうでしょう?

会話の中で、気持ちを言葉にするのは確かに苦手だと思います。

私の発言を、受け取り、頭の中でまとめて、自分の思っていることを伝えるという事が、苦手なようです。

ASD(自閉症スペクトラム)を、調べてみてもこのような事が苦手と載っています。

受け取る情報量が多いほど、会話はスムーズにはいかなくなります。

「どうせ俺が言ってもわかってもらえない」という想いも強いようです。

自分が伝えたことが上手く伝わらない、考えがわかってもらえない。

これは、ネスケが今まで過ごしてきて、「伝わらない」という経験が多く、その嫌な思いをした事が強く残っている。

そんな想いから、発言することが少なくなっていた時もあります。

見当違いの事を言った時に、指摘される。

これが、多かったのだと思います。

考えすぎてしまい言葉が出てこないという事もありますし、その他に、ネスケの場合は

その気持ちを表現するのに、適切な言葉が見つからないという理由もあります。

伝えたい事に適切ではない言葉を使う時もあります。

(間違って使っている)

結構間違って言葉を覚えています。

(これは、発達障害は関係ないかもしれませんが…)

 

 

 

 

 

 

興味のない話は関心がもてない

興味のない話には関心がない

これも会話をする中で、私が困っている事です。

私が話したい話に、ネスケが興味がないと、話を聞いていないなら、まだいいですが

「全く違う話題」をしてくるんです。

こちらとすれば、「おいっ!聞いてくれ!それは関係ないだろ!」と、かなりイラッとします。

会話に興味がない旦那

ネスケが、こうなると私は

『あ~この話に興味がないのか…。』とは、思いますが。

私の話が重要な場合は、とても困ります。

知っておいてもらわなければ困る時などは、本当に、本当に、困ります。

私なら、ネスケの特性を知っているので、まだいいですが

これが、特性を知らない他の人が相手だと思うと、心配しかありません。

この他の話をしてしまうのには、ASDの方の「興味のない分野に関心をもちにくい」という特性からの物なのですが、本人、周りの人にとっては困りごとだと思います。

興味のない話には関心は持てないけれど、自分の興味のある話をし始めると止まらないという所もあるので、ネスケとの会話はやはりスムーズとは言えないと思います。

ネスケが発達障害という事を、知らない人だと

『人の話は聞かないで、自分の話ばかり』

と、自分勝手と捉えらてしまうと思います。

 

 

まとめ

 

この他にも

『話が回りくどい』

『思った事を口に出してしまう』

など、今回はASDの特徴から来るコミュニケーションの障害を書いています。

ですが、ネスケの場合はADHDの特性もあるので、そちらの特性からも会話がスムーズにいかないという事もあるのです。

発達障害(ASD+ADHD)である、ネスケとのコミュニケーションは難しいところもあると感じています。

ですが、これらの困難さにも、対策や工夫をする事ができるので、最近のネスケとのコミュニケーションは以前と比べるとかなりスムーズになってきていると思います。

過集中や、何かをしている時などは、私が話しかけても答えてはくれませんが、時間を決めて過集中、作業などをしているので、私との会話をする時間も増えました。

 

会話中、違う話をし始めても、ネスケ自身が気づき「ごめん、これだけ話をさせて」と、言ってくれるようになったので、ネスケが話し終わった後、ちゃんと話を聞いてくるという事も増えた。

やはり、本人が自分の特性を考え、受け入れ、前向きに捉えられるようになった事が大きいと感じております。

これからも、少しずつ二人の会話が増えて、二人なりのコミュニケーションの取り方を考えていけたらと思っています。

 

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