受動型ってどんな感じ?~後編~

受動型タイプの旦那 ASDの話
この記事は約18分で読めます。
私は専門家ではありません。
ネスケの場合と、私が調べた事を私なりの考えとしてまとめて書いています。
参考程度にお読みください。
 
発達障害(ASD+ADHD)と、診断されている旦那ネスケの嫁ネスケ子です。
 
今回は、『受動型ってどんな感じ?』の後編となります。
 
前編も併せてお読みください。
 
 
 
 
ASDのタイプは、いくつかに分かれています。
 
〇積極奇異型
★受動型
〇孤立型
〇大仰型
〇尊大型
 
今回は、『受動型』タイプに関しての記事。
後編となりますが。
 
前編に書ききれなかった事を、書いていきたいと思います。
 
 
一応、今まで書いてきたASDタイプの記事に書いてあることを、もう一度ここで書きます。
 

いくつかに分かれてはいますが、必ずしも1つのタイプの特徴だけ持っているというわけではなく、2つ以上のタイプが混合しているという事の方が多いようです。

そして当事者の方も、サポートする側の方も

『このタイプだっ!』と、思い込むことは強い偏りの原因にもなってしまうので

『この特徴もあるな』という感じに、対応の参考程度に知る事が良いと思います。

そして、ずっとそのタイプというわけではなく、違うタイプに変わるという事もあります。

結婚前のネスケは、受動型強めだと思いますが。

最近のネスケを見ていると、受動型の部分がめちゃめちゃ少ない。

今では、『積極奇異型』が入っている?

でもそれは、家の中だけの事です。

外に出ると、途端に『受動型強め』になります。

 

受動型の特徴として言われている主なものは

●受け身

●自分の気持ちを言えない
(黙っている・無口)

●無表情
(表情が乏しい)

●自分からは関わらない

●主体性がない
(流されやすい)

●外へでかけるのは好きではない

●人との距離感が遠い

●人の輪に入れない

●言われた事を真に受ける
(冗談が通じないなど)

etc.

前編で書いた特徴の続きを書いていきます。
(主にネスケの場合)

 

 

 

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『受動型』の特徴(ネスケの特徴以外)

 

ASDの基本的な特性というのが

ASDの基本的な3つの特性

◎社会性の障害
(人とうまく関われない。関わり方が独特。空気を読んで臨機応変な対応をするのが苦手など)

◎コミュニケーションの障害
(一方的に自分の事ばかり話したり、失礼な事も気にせず口にしてしまう。冗談が通じないなど)

◎社会的想像力の障害
(他人の感情や、経験した事がない事を想像できない。こだわりが強い、興味がない事には関心を示さないなど)

ASDは、いくつかのタイプに分かれていると説明しましたが、基本的にこの3つの特性が絡んでいます。どのタイプでも、基本はこの特性。
 
 
ただ、この特性がタイプによって違う出方というか?と、私は思っているのですが。
 
どうでしょう…。
 
 
 
『受動型』の特徴の中で、ネスケにはあまり見られないところは
『主体性がない(流されやすい)』、『人との距離感が遠い』という2つ。
 
 
主体性がない(流されやすい)という特徴を調べてみると、ちょっと大変な場合もありそうです。
 
 
人の申し出を断れないというところは、一見『素直』などと見られますが、周りに流されて悪いとされる事を一緒にしてしまうなど、悪い方向へと向かってしまう事もあるようです。
 
 
他にも、自分は食べたくないと思っているけれど、周りの人が食べたいというものを『自分の意見を言うことなく(言えずに)』食べに行く。
など、自分の意志に反しての行動をしてしまう。
 
 
『受動型』タイプの方は、自分の意見などを押し殺す事が多いので、ストレスが溜まりやすい。
 
そして、自分のストレスに気づきにくい。
二次障害が出やすいタイプだと思います。
 
 
 
発達障害の主体性がないという事が書かれているサイトがありましたので、リンクを貼らせていただきます。
 
 
 
 
ネスケの場合は、自分が嫌だと思う事はハッキリ断る方です。
 
ただ、これは私が一緒にいるようになってからの事なので、それまでのネスケがどうだったかは分かりません。
 
それと、職場の人や、何回も会う事があるような人に対しては、断るという事は少ないかもしれません。
 
学生の頃は自分が好きではない、みんなが聞いている流行りの音楽を周囲に合わせて聴いていたという事もネスケから聞いた事があります。
これは、ネスケが周りと自分は違うと感じていたために、周りに合わせようとしていたと言っていましたので、『主体性がない』という事とは少し違うとは思いますが。
 
 
他にも、自分の意見が通らなかったという経験などから
『どうせ自分の意見を言っても否定される』と、自分の意見を言わなくなっていく(言えなくなっていく)という部分も、ネスケの場合は見られます。
 
その経験から、私が何か意見を求めたとしても
『それでいい』
『どうしたい?』
 
などと返答される時が多いです。

これは、興味がないという場合もありますが、『どうせ自分の意見が通らない』という思いから『どうしたい?』『どうすればいい?』という発言に繋がっていると、私は感じています。

相手に合わすことがトラブルを避けるという事になっている。
けれど、どうすればいいか分からないという時も多いです。(ネスケの場合)

そして、『人との距離感が遠い』というのは、少しネスケにもあるかな?

これは、ネスケの場合ですが、自分の対応から相手の反応を気にしすぎて、人との距離感が遠くなってしまいました。

 

受動型の方の特徴として、0か100かというものがありますが。

人との関わりの中でも、10人いる中で1人でも反応が悪い時などに
『自分の対応が悪かった』など思ってしまう事があります。
(※ネスケの場合は、こんな感じですが)

10人全員に良い反応というのは、発達障害であろうとなかろうと難しいと思いますが、完璧主義という特性などからもそう思ってしまうようです。

『受動型』タイプの方は、他のタイプの方に比べると『トラブルが少ない』と言われています。

それは、自分の意見などを押し殺していたり、人との距離感が遠いという事から『トラブル』に繋がりにくいからだと思います。

この2つの特徴は、ネスケの場合は強く出ているという事はありませんが、多少そのような所も見られると感じています。

ネスケを見ていると、自分の言動から相手を不快にさせて、自分が嫌な思いをしない為に取っている行動だと思われます。

 

 

 

 

 

 

それぞれの特徴はどのようなものか?(ネスケの場合)

受動型の旦那

受動型ってどんな感じなの? ~前編~にも書きましたが、『受動型』タイプの方は、自分から人と関わることが苦手と言われています。

ネスケの場合としてみると、自分からは関わらないというより

関わり方が分からないと感じます。

自分の気持ちを言葉にする事が苦手なので、何と声をかけていいか分からない。という感じなのかな?と。

ネスケは、自分が発達障害という事は診断済みなので自覚もしています。

ネスケの場合で言うと、自分の発言から相手に誤解をされた経験が多いので、自分から関わる事ができないという感じです。

『また、相手に誤解されるかもしれない』と、人と関わるのがどんどん苦手になっていく。

あとは、『また、相手を不快にさせてしまうかもしれない』と、やはり声を掛けられなくなる。

友達などといる時にも、人の輪の中にぽつんといる感じです。
(興味がない話の場合もありますが💦)

 

 

 

 

 

 

 

自分からは関わらない(ネスケの場合)                               

自分からは関わらないというのは、ネスケの場合は『自分から関われない』だと思います。

・どう関わればいいか分からない

・なんと声をかけていいか分からない

ネスケを見ていると、こんな感じなのかな?と思いますが。

今現在、ネスケは友達と会っていません。

1人の友達とは、本当に時々ですが今でも会う時があります。

しかし、私がネスケと一緒にいるようになった頃は、普通に友達と食事に行ったりとしていました。

1か月に1回は、地元の友達との集まりにも行っていました。

 

なぜ、今は会う事がなくなったのか?
(地元の集まりなども)

それはネスケが、「発達障害」の検査を受けて診断結果を聞いた後から少しずつ、友達と会う回数が減っていきました。

地元の友達との集まりに行って、帰宅した後に私に話してくれたのですが。

その集まりにいた1人の人がネスケの言動に対して、注意のような事を言われた事が原因です。

詳しく話を聞きましたが、ネスケの言いたい事は分かりますが、ネスケに意見を聞かれたので

『私ならしない。』とネスケに返答しました。

ネスケは『自分の言動は人からおかしいと思われる。』

などと気にするようになってしまい、その月に1回の集まりを欠席するようになりました。

もう1年以上顔を出していません。

 

他にも、仲の良い友達と食事に行く事もなくなりました。

誘われて断るよりなにより、電話に出ないという手段を使っています。

断り切れないからという事と、そのやり取りすら疲れてしまうから。

 

人と接する事が、今のネスケには1番のストレスとなっています。

この事は、『受動型』タイプの『人と関われない』という説明としては、少し違っていますが『人と関わり方が分からない』というのが前提にあると思ったので、書かせていただきました。

 

ネスケは、人と会った後などに帰宅してから『1人反省会』をする事が多かったです。

・あの時は、なんて言うのが正解だったのか?

・あの時、あの人はどういう理由であの言葉を言ったのか?

(自分の対応は間違っていなかったのか?)

こんな感じの、1人反省会をしていました。

最近はプライベートで人と会う事がないので、1人反省会を見かける事がなくなりました。

人と関われないというより、人との関わり方が分からない。

『どうすればいいか分からない。』という場面が多いので、『どうする?』とか『何とかしてよ』という言葉ではなく、関わってくるのを待っていても、たぶん来ないので💦

関わりたい時などには

『〇〇だからこうしてほしい』

『〇〇して欲しい』

『〇〇を一緒にしよう』

など、関わり方を提示するのがいいかも知れません。

 

分からない事を「分からない」と言えない発達障害の旦那

散々、「いつも何もしてくれないんだからっ!」というような事をネスケに言ったとしてしても、ネスケからすると

『俺が何もしてないのは分かったけど、何をすればいいんだろう…。でも聞いたら怒られる。』

 

と思っている感じですね。

 

 

 

分かっていないけど「分かったと言う発達障害の旦那

なので、こういう時のネスケは

「わかった。次からはする」と言いますが、何もしてない事は分かったけど、何をしたらいいか分かっていないので、また私に「何もしてくれないっ!」と怒られる…。

この繰り返しになってしまう。

上のイラストの様に、『分かっていないけど、「分からない」と言えずに「分かった」と言う。

今は、何をして欲しいか伝えるようにしています。

 

 

外へ出かけるのは好きではない(ネスケの場合)

以前のネスケの休日は、ひたすら寝る休日でした。

「でかけよう!」と言っても、なかなか腰の重い方でした。

基本インドアでしたね。
(今も変わらずですが)

すごくよく寝る発達障害の旦那

とにかく、寝て過ごす人です。

朝出勤する時に声をかけて行きますが、帰宅すると朝と変わらない状態で布団の中にいるネスケ…。

出かけるのが疲れてしまうようです。

人混みは、とても苦手です。

うるさいところも苦手です。
(パチンコは行く)

多少、感覚過敏もあるようです。

なので、休日も家に居る事が多く、1人なら尚出かける事はありません。

最近は1人で散歩に行き、自然に触れつつ考え事をしているみたいです。

人と接する事が、ネスケにとって1番のストレスなので、1人家で過ごすことが良いみたいです。

 

私としては、一緒の休みはネスケと出かけたいと思うのですが、私が行きたい所はだいたい却下されてしまいます(笑)

ネスケと毎年旅行に行っていました。
(去年からは、コロナの影響から旅行に行っていません)

そして、旅行などに行った時にスマホで撮った画像を、nohana というアプリを使い、フォトアルバムにしています。            

その旅行アルバムのタイトルは、見事に『〇〇喧嘩旅行』となっています。

発達障害の旦那と旅行に行くと喧嘩になる

※このように旅行のフォトブックのタイトルは「喧嘩旅行」となります。

付き合い始めてから、初めての一泊旅行の時も喧嘩でした。

折角、旅行に来ているのに温泉にも入らず(少しは入ったけど)、ずっと部屋でモンストです。

うんうん、運転疲れたもんね。

休みたいよね。

分かる分かる。

 

けど、モンストばかりで話もしないのは、どういう事!と、喧嘩をしましたね。

次の旅行も喧嘩。

その次の旅行も喧嘩…。

 

すみません…。

話が逸れました。

旅行でもそうですが、人混みなどで疲れたり、とにかく疲れたりと、旅行は楽しいけれど疲れますよね。

そして、ネスケは疲れた分、自分の時間を作り1人の世界の中に入らないとならない。と、最近そう思っています。

疲れたら、その分寝るとか、疲れたら、その分何か好きな事をする。

これは、時と場所、状況は関係なくです。

 

普段から疲れやすいネスケ、外に出かけると情報量が増えます。

感覚的にも、視覚・聴覚などのストレスも大きいです。

なので、出かけたくないわけではないけれど、疲れてしまうので出かけるのが苦手という感じかな?と思います。

これは、ネスケの場合なので他の方に当てはまるかは分かりません。

 

 

人の輪に入れない(ネスケの場合)

人の輪に入りたいけど入れない発達障害の旦那

ネスケの場合で言うならば、人の輪に入れないというのは…。

人の輪に入れない時
(ネスケの場合)

 興味のない話をしているので、入れないというより、入らない。

② その輪の中での話を内容を聞いていて、自分がなんて発言をしようか?など色々考え、いざ発言しようとするとその内容の話が終わっていたので、入らないのではなく、入れない。

 
人の輪に入れないというのは、『人の輪に入りたくない』という訳ではなく、あくまでも『入れない』と私は思っています。
 
発達障害と聞くと、『人の事を気にせず、自分の好きな事をマイペースに自分勝手にする』という印象もあるかと思うんです。
 
 
「人の輪に入りたくないんでしょ?」とか「他人に興味がないんでしょ?」という風に見えるかもしれませんが、ネスケの場合として言うならば、『そうではない』と言えます。
 
人の輪に入りたいけど、今までの経験から
 
『自分が入っていくと、空気が悪くなるかも。』
『自分がしゃべると、不快にさせてしまう。』
『変な言動をとって、おかしい奴と思われたくない。』
『自分の言動から、嫌な思いをしたくない。』
 
などの想いから、人の輪に入る事ができない。
入りたいから発言内容を考えて、いざ発言をしようとした時には、話の内容が変わってしまっていた。(これは、悲しい)
 
けれどこれは、全ての人の輪に入りたいというわけではなく。
仲の良い人や、自分が好きな人、自分の興味のある話。
などなど、条件付きにはなります。
(※ネスケの場合)
 
ネスケは、一見『人の目は気にしない、自由人』と思われますが…。
 
実際は、めちゃめちゃ人の目を気にします。
 
これも、気にする所もあるけれど、全く気にしない所もある。
 
ただ、差が激しいです。
 
 
ネスケが、人の目を気にする時は『そこまで気にする事ないと思うけど?』と、私が言っても止まりません。
 
私からすると、『そこってそんな気にする所?』と思ってしまうような事を気にしていると思います。
 
 
なんて言うんだろう、たぶん一般的には気にしないような事を気にしているというか💦
 
 
今ちょっと例えばこんな事というのが出てこないのですが、気にし過ぎと思う時が多いです。
 
そんな時のネスケの言動を見ていると、ここにも『こうあるべき』というような完璧主義が出ていると感じます。
 
 
なので、人の輪に入りたいけれど『自分がどう見られるか気にして、人の輪に入れない』という時もある。
 
自分の言動に自信がないという理由と、他にはやはり、今までの経験からという理由だと思います。
 
『あの時、俺が発言したら空気が悪くなった』とかの経験ですね。
 
 
ネスケは、特性から『嫌な思いをした記憶が強く残る』という所が、かなりある為に『今までの経験から、自分が本当はしたいと思っている事が出来ない』という事が多いです。
 
 
 
 
 

『受動型』タイプ(ネスケの場合)まとめ

私が知り合う前のネスケは、友達とふざけあったりするような感じだったそうです。

その後、いろいろありまして。

人と接するのが苦痛という感じになったと、以前ネスケから聞いた記憶があります。

ASDのタイプというのは、生まれた時からずっと変わらない。というものではなく、その人その人の経験などから、変わっていくものです。

例えば、積極奇異型だったけれど『トラブルが多かった』という経験から、受動型へと変わり、『人との関わりでストレスを強く感じた』という経験から、孤立型へと変わっていく。

そういう事が多いようです。

ネスケは、たぶんですが

受動型から孤立型、孤立型からプチ積極奇異型へと変わってきています。

『このタイプだから、こうだっ!』と、思うのは

当事者側からしても、サポート側からしても、良くない方向へと行く事があるようなので、あくまでも参考程度に『こういう所があるらしい』と、思うのがいいかも知れません。

 

発達障害の特性というのは、いくつかありますが。

全ての方に全て当てはまるという物でもなく、何でも『人それぞれ』なので(当たり前ですが💦)、特性というのも『こういう特性がこの人にある』と思ったら、その特性に対しての対策や対応をしていく目安にするのが良いのかな?と、ネスケと暮らす中でそう思えるようになりました。

本などで知った対策なども、ネスケに合う物、合わないもの。

私に合うもの、合わないものとあります。

ネスケには合うけど、私には合わなくてストレス。

私には合うけど、ネスケにはストレス。

 

これはもう、お互いが感じるストレスがより少ない方法を見つけるしかないと思います。

やっぱり、人それぞれなんですよね。

ASDのタイプの本