旦那で解説 自閉症スペクトラムについて①

固執する発達障害の旦那ASDの話
私は専門家ではありません。
ネスケの場合と私が調べた事を私なりの解釈で書いています。
参考程度にお読みください。

※令和3年12月16日編集

発達障害(ASD+ADHD)と、診断されている旦那ネスケの嫁のネスケ子です。
アスペルガー症候群は、よく耳にすると思います。
 
ネスケが発達障害の検査を受けて診断されて「ASDとADHDですね。」と、医師に告げられた時の私は「え?アスペルガーじゃないの? なにそれ。」と頭の上に『?』がいっぱいありました。
 
現在、アスペルガー症候群は『自閉症スペクトラム』の中に分類されているようです。
 
発達障害と言えば『アスペ』という言い方で、侮辱と言うか嫌な意味で使われてもいますね。
 
アスペルガー症候群は、1980年代後半では、まだ精神科の医師の中の大半が「アスペルガー症候群」を耳にした事がないという感じだったらしいです。
参考にした本

 
以前は、『広汎性発達障害(こうはんせいはったつしょうがい)』と、言われていましたが、2013年に第5版DSM-5が出版され、そこでは「広汎性発達障害」というグループは廃止されて、『自閉症スペクトラム』が診断名として採用されています。

 

なので今回は『自閉症スペクトラム』の特徴とは?という事を、ネスケの場合として解説したいと思います。

 

ASDとADHDの記事はこちら

 

 

 

 

ASD(自閉スペクトラム症)主な特性

ASDの特性として『基本的な3つの特性』というものがあります。

ASDの基本的な特性

◎社会性の障害
(人とうまく関われない。関わり方が独特。空気を読んで臨機応変な対応をするのが苦手など)

◎コミュニケーションの障害
(一方的に自分の事ばかり話したり、失礼な事も気にせず口にしてしまう。冗談が通じないなど)

◎社会的想像力の障害
(他人の感情や、経験した事がない事を想像できない。こだわりが強い、興味がない事には関心を示さないなど)

自閉スペクトラム症は、外見では全く分からない人、知的な遅れを伴う人や様々な症状を持つ人なども含まれるので境界線が曖昧と言われています。

なので連続体(スペクトラム)とされているらしいです。

大人になって発症するというものではなく、幼少期の早い段階に生じるとされています。

社会的コミュニケーションの困難として、幼少期など早い段階でも困難が出て来るようです。

早い段階での主な困難

(社会的コミュニケーションの困難)

・指さしができない
・他人に興味を示さない
・一人でいる事を好む
・他人に興味があっても関わり方が分からない
・表情が乏しい

などなど…。

他にも『行動、興味、活動の偏り』として様々な困難があります。

幼少期では、周囲の人と視線が合わないという事や、無表情だったり、一人遊びを好み、積み木をいつまでも並べているなどがみられるようです。
他にも、言葉が遅いと書いてある本もあれば、言葉が早い事も多いと書いてある本もあるので、専門家ではない私が思うに、人それぞれですね…。

ネスケの場合で言うと、言葉に遅れはなかったようです。
(お義母さんが「言葉が早かった。」と言っていた。)
そして、ネスケの小さい頃の話をお義母さんに聞いた時がありますが、お義母さんの印象に残っているのは『車のおもちゃを買ってきても、走らせて遊ぶことはなく車を一列に綺麗に並べていた』らしいです。
ネスケは弟がいるのですが、弟は豪快に走らせて遊んでいたようなので余計に印象に残ったのかもしれません。

会話での困難や、こだわりや興味の偏りなども幼少期の頃から目立つようです。

『大人の発達障害』について記事も書いてありますので、そちらも併せてお読みください。

 

ASDの方の中には、感覚過敏や感覚鈍麻の方も多く『視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚』と様々な感覚過敏があるようです。
他にも感覚過敏から『偏食』がみられるようです。

ネスケで言うと、音に敏感です。
あとは、家で過ごしていても『音に疲れる』と言います。
最近では、お風呂に入っている時などちゃんと休みたい時には『耳栓』をしています。

 

ASDの特性をネスケの場合として、少しだけ書いていきます。

 

 

 

こだわりが強い旦那

固執する発達障害の旦那

ASDの特徴の1つに

『こだわりが強い』というのがあります。

え?なんでそこにこだわる?という事が多いです。

これは、『固執性』と言うようです。

こだわりと聞くと「物にこだわりがある」などが思い浮かぶと思いますが、ASDの特性の固執性というのは、物へのこだわりとは少し違います。

発達障害の特性を持つ方は、見た物に『自分なりのわかりやすいやり方で関わろうとする。』という事です。

そして、その自分が知っている事・慣れている事やり続ける事に安心する事が出来る。

・同じやり方にこだわっているという事は安心。

・いつもと違うやり方に対して不安。

この辺りが『臨機応変な対応ができない。』、『融通が利かない』と思われてしまう部分なのかな?

環境が変わると「どうしたらいいか分からない」という不安から、パニックを起こすことがあります。

ネスケの場合は、こういう時のパニックは大体『怒り』に変わります。

パニックからの怒りです。

多くは『不測の事態が起こった時』にパニックを起こしますが、とても些細な事でもパニックを起こす時もあります。

私からすると「こんな事くらいで…。」とも思いますが、ネスケからすると強い不安を感じるみたい。

 

 

例えばこんなこだわり(ネスケの場合)

ネスケが何かの事に対して『こだわり(固執性)』が出ている事に対して、私が違う方法を勧める事も良くありますが、私が勧めた方法をネスケがやっていても『なんか気持ちが悪い(やりにくい)』などとなってしまうみたいです。

あとは『そのやり方と俺のやり方で何がどう違うの?結果が違うわけ?』など、喧嘩腰で言ってきます。大体は、説明などが面倒なのでネスケのやり方をネスケにやらせます(笑)
ネスケ本人が納得しないと行動できないという事もあります。

「どうしてその方法をするのか?」など気になってしまうみたいなのですが、私からすると「何でそんな所を気にするの?」と思ってしまう時の方が多いですね。

酷い時は『イライラする』とか。

言葉では表現できない『気持ち悪さ』を感じるそうです。

他にも「こだわり(固執)」していることを優先させてしまう特徴がありますが、優先させることが出来ないなどの時にはパニックを起こしてしまう事もあります。

 

 

こんな「こだわり」も旦那はあります。

喧嘩の時に私の発言の1つ(1つの言葉)に、こだわって(固執して)先に進まないという事もあります。

『ループ喧嘩』です。

喧嘩をループではなくて、一つの事を「言ったか、言わないか」だけのループです。

こんな感じです。

発達障害の旦那ループ喧嘩

これも、一つの言葉に強くこだわってしまい、他の事が耳に入りません。

私は、これも『強いこだわり(固執性)』が出ているのでは?と思っているのですが。

どうなのでしょう?

『こだわりが強く』出てしまった時に、周りに迷惑をかけてしまう時や『空気を悪く』してしまう時などには、そっと気づかせるようにしています。
(遠まわしな言い方は、伝わらないのでストレートに)
 『こだわりが強く』興味のあることに、めちゃめちゃ詳しくなるという所もあります。

興味のある事に、こだわりそれを極めるというか、その事について強く調べる。

これは、『興味関心のあることへのこだわり』が強くでていると感じます。

そして、興味がないことは一切気にも留めない感じです。

自閉症スペクトラムの方は、全体を見るという事が苦手なのですが、『こだわり』が細かい部分に出るという事もあるようです。

全体を見る事が出来ないという事は、どんな事か?

例えば、ネスケと喧嘩をしていても喧嘩の内容全体を見るのではなく、一部分だけを見ます。

私が発言した言葉だけを見る。

その言葉に対してだけ怒っている。

私がなぜ、その言葉を言ったか?の、理由には目がいかない。

なので、先程のイラストの様な『言ったか・言わないかのループ喧嘩』になってしまいます。

 

 

 

 

 

 

嫌な記憶が強く残る

発達障害の旦那嫌な記憶が残る

少し違うかもしれませんが自閉症スペクトラムの多くの人は『記憶力が優れている』と、多くのサイトや本で言われているようです。

ネスケで言うと、興味のある事の記憶力はすごいです。
”歩く〇〇図鑑”と、言っていました。

ネスケがハマっていたゲームなんですが、この適正キャラやアビリティなどなど、聞けばすぐに答えていました。

けれど『記憶』というものが良い物だけではなく、ASDの特性を持つ方は一度でも嫌な思いをした事や、悲しい思いをした事などの記憶が強く残り消える事がないのです。

一般的に人は何かを体験した時などに、短期記憶という形で記憶している。
記憶した内容のうち思い出した事などを、長期記憶となって保持されるようです。
思い出したりしないような記憶は保存されずに、薄れていったり、忘れていったりとします。
それって、精神の健康を保つためには必要なことでもあると私が読んだ本に書いてありました。

自閉スペクトラム症の方の中には、記憶した事が細部まで鮮明に保持されて、忘れられないという事があるようなのです。
一度でも嫌な思いをした記憶などが強く残ってしまい忘れられないので、思い出してしまいその度に鮮明に思い出してしまう。

PTSDに似ているようですが、タイムスリップ現象というものがあり嫌な思いをした事などが『動画のように再現される』という現象の様です。
ASDの方が必ずしもなるというのではなく、こういう現象が起こる方もいるという感じです。

嫌な記憶が強く残るというのも、劣化する事がなく保持されるという事です。

ネスケも嫌な思い(記憶)が強く残るようです。
そのせいか、状況は違うけれど似ている状況という時にも、その時の嫌な記憶がフラッシュバックしてしまい、動けないというか、言葉を発する事ができなくなってしまうこともあります。
(主に喧嘩での嫌な思いですが)

 

 

 

 

 

コミュニケーションの障害

察せれない発達障害の旦那

ASDの特性に『コミュニケーションの障害』というものがあります。

会話のキャッチボールができないとか、会話がずれていくという事だったり、冗談が通じないなどなどのコミュニケーションの困難がみられます。

コミュニケーションの主な困難

・言葉のニュアンスを捉える事
・文脈をとらえること
・話し言葉を捉えること
・曖昧な表現を理解する事
・言葉どおりに受け取ってしまう
(冗談が通じない)
・自分の話したい事だけを話してしまう
(相手の話を聞かない)
・自分の気持ちを言葉にする事が苦手
(自分の気持ちを表現する事が苦手)

 

人が話す言葉は音声として脳に入り、言語を司る部位で処理し、一時的に記憶して行動を起こします。自閉スペクトラム症では、その一連の機能がうまくいかないので、話し言葉の意味を正確にとらえることが困難です。

出典:『大人の発達障害生きづらさへの理解と対処』【監修】市橋秀夫 発行元:講談社

発達障害は脳の機能障害と言われています。
『その脳機能の一部が上手く働いていない』という事が、今現在分かっている事の様なのです。

私の場合で言うと、ネスケとのコミュニケーションが上手くいかない事の原因が『性格ではなく「障害」からだった。』という事が分かった事が、発達障害について調べ始めて良かった点だと思います。
変な言い方になってしまいますが、「性格ならちょっと無理だったかもしれない。」という想いがあります。

人と話をしている時に、相手の表情などを読み取って会話をする方が多いかと思います。
自分が話をしている時に、相手の受け答えなどで『あ、あまりこの会話はしたくないのかな?』、『飽きてきたのかな?』、『この話には興味なさそうだな』などなど…。

表情や、受け答え、声のトーンなどで、察しながら会話を続けるという事が、自閉症スペクトラムの苦手な事の1つです。

ASDの特性を持つ方は『メタメッセージ』を読み取る事が苦手とされています。

メタメッセージmetamessage)とは、メッセージが伝えるべき本来の意味を超えて、別の意味を伝えるようになっていることを指す社会学用語[1]

グレゴリー・ベイトソンによって設定された概念であり、メッセージとメタメッセージという構図によってコミュニケーションを考えようとされた。ベイトソンによればこれはメタ言語的な位置づけの意味になるかと思えば、表現されたメッセージに対するの隠されたメッセージという意味にもなりうる[2]

デボラ・タネンによればメタメッセージというのは人間関係における立場や気持ちを伝えるものであり、しばしば真の意図を伝えるということになるものである。例えばを叱る場合には、親が子の一段上に立って見下すような構図が見て取れる。ここからはまず人間関係におけるパワーの差や上下関係の差が伝わる。メタメッセージは、言葉の選び方、の調子、トーン表情、話すスピードなどといった言葉に覆いかぶさっているさまざまな要素によって伝わる[3]

出典:Wikipedia

 

言葉通りだとキツイものでも、状況や背景、その場の雰囲気や、相手の表情が合わさると違う意味になる会話の中での言葉ってあると思うんです。

ネスケの場合で言うと、言葉だけがスッと入ってきますがその他の情報が入ってきません。

職場での雑談、友人との雑談などで冗談を言われたとして、言葉通り受け取ってしまうネスケは良く嫌な気持ちになったり、傷ついたり、落ち込んだりしているようです。

 

 

 

※長くなってしまったので『自閉スペクトラム症2』へ続きます。
各特性をネスケの場合として書いてみたいと思っています。
パートナーの私がしている対処法なども書いてみたいです。