大人の発達障害って言うけど…。

大人になってから発達障害が分かる発達障害の話
私は専門家ではありません。
私が調べた事とネスケの場合を書いています。
参考程度にお読みください。

※令和3年11月27日編集

大人の発達障害という診断名はありません。

そして、発達障害は大人になってから発症するという事でもありません。
発達障害は、生まれつき脳の機能障害があると言われています。
発達障害の特性から認知にゆがみが出るという事もありますし、少なからず子供の頃から困り事や生きづらさを感じているようです。

個人差はあるようですが、大人の場合ADHDの多動性は弱まり、不注意が目立つ傾向があるとも私が読んだ本には書いてありました。

最近では小さい頃から「発達障害」と、分かることが多いですが、大人の発達障害とされる方は「なんか変わってるよね」、「個性が強いよね」みたいな感じで、見過ごされてきた。

という、大人の発達障害について私が調べて知った事を、ネスケの場合としても書いてみたいと思います。

 

 

 

どうして大人になってわかるのか?

今現在、大人の方が発達障害ということに気づく理由はいくつかあります。

発達障害という事に気づく理由

 

・発達障害児の親として医療機関に関わるようになり、自分にも発達障害の特徴がある事に気づく(指摘される)。

 

・仕事でのミスが多く、同じことを何度も注意されるなどの問題が起こり、周りから指摘されるなど周りが気づく。

 

・社会に出て人間関係が上手くいかないなどの問題などから、二次障害を起こして医療機関で発達障害という事が分かる。

 

・家庭を持ち家庭での問題が多く起こり、パートナーがカサンドラ症候群など精神的に問題を起こし医療機関で旦那さん(奥さん)が発達障害という事が分かる。

 

などなど…。

大人の発達障害というのは、社会に出た時の人間関係などで気づくことが多いようですが、最近ではお子さんが就学前健診など早い段階で発達障害という事が分かる事が増えたようです。

そして医療機関と関わった時に、ご両親(父、母どちらか、両方という事もあるのでしょうか?)にも発達障害の特徴があるという事に気づくという事があるらしい。

子どもの頃は知的な能力の高さで補えたりするようなんです。
他にも、周り(学校や、親など)のサポートもあるので、やっていけたという事もあるみたいです。
けれど社会に出ると、自分で責任を持たなければならない事が多く、知的な能力では補う事が難しくなる。

ASDの特性によって人間関係に問題が起こったり、ADHDの特性から遅刻やミスが多いという問題が起こったりと、社会に出た時にもともと持っていた発達障害の特性からの困難が目立ってくるようです。

現在大人になっている方は、気づかれないまま、気づかないまま『生きづらさ』を感じ生活してきています。

もちろん療育も受けてはいません。

困り事、生きづらさの原因も分からないまま、社会に出た時に不適応を起こしてしまう。という事です。

 

 

旦那ネスケが発達障害に気づいた話

私はネスケと暮らし始めてから、ネスケの違和感を感じるようになった。
そこから、「アスペルガー症候群」というものを知る。

なぜ、知ったか?

ネスケから「俺アスペかもしれない」と、言ってきたからなんです。

職場で同僚の方達が休憩中に、ネットの『アスペルガーチェック』をやっていたそうなんですよね。その場ではチェックしなかったようですが、気になったネスケは皆がいない時に1人でひっそりとアスペルガーチェックをしたようです。

その時、高得点が出たことによってネスケは『もしかしたら、俺はアスペとやらなのかもしれない…。』と、思い始める事になるのです。

ネスケ自身、それまで生活してきた中で『生きづらさ』を感じていた。
今まで感じていた生きづらさが、アスペルガーという事なのかもしれない。

そう思い始めた頃に、私と出会います。
(出会った後なのかもしれない💦)

ある日の喧嘩の後に、たぶんだけど私が何か言ったんですよね。

「どうして分からないの?」的な事を(何を言ったかは覚えていません💦)言った時に、ネスケが私に告げたのです。

「おれ、アスペかもしれない…。」

そこから、アスペルガー症候群を調べ始める私なんです。

当時の私は、「アスペ」という単語を初めて聞いた。

調べてみるとネスケに当てはまることが多く、ネスケとの違和感の原因はこれなのかもしれないと思い始める。

検索魔になっていた発達障害の旦那の妻

『なんで話を分かってくれないの?』

『違う!そういう意味じゃない!』

『いきなり怒ってどうしたの?』

『ねえ、少しは片づけてよ。』

などなど…。

この私の困り事が、ネスケの困りごとになっていくんです。

 

本人も、身近な人も感じる違和感

発達障害の旦那の喧嘩

【ネスケ子が感じた違和感】

「話が変な方向に行き進まない」

「ある言葉に引っかかるとその事ばかり言う(責める)」

「伝えたいことが伝わらない」

「なんでそう思っちゃった?という感じに、違う受け取り方をする」

「なぜそこで?という所でキレる」

「同じ部屋にいるのに孤独を感じる。」

などなど…。

 

【ネスケが感じていた違和感】

・周りの人と同じようにできない

・人間関係が上手くいかない

・周りの人達の話に興味が持てない

・注意される事が多い

・同じミスを何回もしてしまう

・失くし物が多い、整理整頓ができない

・疲れやすい

などなど…。

これが全てではなく、他にも周りの人達との違和感を感じていた。

その違和感を感じつつも「個性」と思い、そのまま社会人へとなったネスケは、さらに違和感(困り事)と生き辛さを感じる事になります。

 

 

発達障害について(ざっくり)

発達障害は、いくつかに分かれています。

ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如・多動症)、LD(学習障害)。

ちなみに、AS(アスペルガー症候群)は自閉症スペクトラムに分類されています。
1980年代後半では、まだ精神科の医師の中の大半が「アスペルガー症候群」を耳にした事がないという感じだったと、私の読んだ本には書いてありました。

 

精神科医にさえ知られていない頃、もちろん一般的にも知られてないわけです。

アスペルガー症候群でいうと、1944年にオーストリアの小児科医ハンス・アスペルガーが「小児期の自閉的精神病質」を発表した。
「知能と話し言葉に応れは認めないが、社会的行動や人との関わりに問題のある子どもたち」について報告した事から知られるようになったようです。

 

 

 

ASD(自閉スペクトラム症)

ASDは基本的な特性として3つあります。

ASDの基本的な特性

◎社会性の障害
(人とうまく関われない。関わり方が独特。空気を読んで臨機応変な対応をするのが苦手など)

◎コミュニケーションの障害
(一方的に自分の事ばかり話したり、失礼な事も気にせず口にしてしまう。冗談が通じないなど)

◎社会的想像力の障害
(他人の感情や、経験した事がない事を想像できない。こだわりが強い、興味がない事には関心を示さないなど)

主に人間関係に問題が多くあると思います。
職場、家庭、交際相手などですね。

ASDはいくつかのタイプもあるので、良く目にする特徴もタイプによってまた違うと感じます。
タイプ別の記事を少しずつ書いているので、良かったら覗いてみてください。
大人になって生きづらいと感じ、自ら「アスペルガーではないか?」と受診する方のほとんどは軽症の自閉スペクトラム症だと、私が読んだ本にありました。

 

近年では軽症の人が多く見つかっているという事ですが、軽症と言っても本人の困り事は決して軽いものではない。とも書いてあります。

『アスペルガー症候群』は、ASDに分類されています。

 

 

ADHD(注意欠如・多動性障害)

ADHDは、不注意、多動性、衝動性とあります。
(混合型もあります。他にも『興奮性』)

ADHDの特性

◎不注意
(ミスが多い、片づけられない(整理整頓ができない)、忘れ物・失くし物が多いなど職場で問題になる事が多い。一つのことにしか注意を向けられない。集中力も持続できない。

◎衝動性
(思いつきで行動・発言、話が止まらない、遅刻が多い、感情が不安定、無計画などなど。)

◎多動性
(一か所にじっとしていられない、目的のない行動、落ち着きがないなどなど、口の多動というおしゃべりだったり、人の話を聞いていられないのも多動に入る。)

◎興奮性
(瞬間湯沸かし器のようにすぐキレる、ゲームやアルコールなどへの依存も興奮性に入る。) 

ADHDの特性は、大人になって目立たなくなるものもあるようです。
(特に多動性は目立たなくなる事が多い。)

ADHDの特性を持っている方は、小さい頃から注意される事が多く自尊心が低下する傾向にあるようです。

 

 

 

LD(学習障害)

LDは、英語の「Learning Disorder」の略で日本では「学習障害」と訳されているそうです。
SLD(限局性学習症)ともあります。

知的発達には遅れがないけれど、特定の分野の学習の習得に著しく時間がかかるようです。
本人が努力していても、環境が整っていたとしても、読み書きや計算などに困難がみられる。

学習障害の特性

◎読字障害【ディスレクシア】
(読むことに困難があるため、書く事にも困難が出る事もある。表記された文字を対応する音に置き換える脳の働きが上手くいかない事があり、読むことが困難だったり、間違えたりする。他の人に読んでもらえば理解しやすい事がある。

◎書字障害【ディスグラフィア】
(書くことが書けない、文字を書き写せない、鏡文字になってしまったり、漢字を苦手だったりとある、視覚情報処理の不全から書きづらくなることがる。)

◎算数障害【ディスカリキュリア】
(計算など算数についての困難。数の大小関係をすぐ理解するのが難しかったり、簡単な計算をすぐにできなかったり、算数の基本的な部分に著しく苦手な事があるため生活に困難を感じる場合もある。)

重篤な場合は子どもの頃に見つかりやすくなるようです。

軽度の場合は、「読み書きが苦手」や「算数が不得意」などと思われたまま大人になって、自覚がないままがほとんどのようです。
他の発達障害と複合している人が多いみたいですが、その場合は困難がさらに目立ちにくいという事なので一般的に知られている事が少ないようです。

 

 

 

 

子どもの頃

今では、学校現場でも多く知られているので、保育園や幼稚園などでも「発達障害の疑い」に気づいてもらえます。

※今現在
学校では、通級や特別支援学級などがあります。
自治体によって違いますが、発達障害児は特別支援学校の対象になっていない地域が多いようです。
その場合、通級や特別支援学級となると思います。
また、そのことについては別に記事にしたいとも思っています。

発達障害からの困り事というのは、乳幼児期からある事が多く「育てにくい」など感じる事もあるようですが、中には親のどちらか、もしくは両親に発達障害があるため、養育が上手くいかないという事もあるらしい。

思春期には、他者との関わり方に問題が出てくることも多く、孤立したり、いじめ問題や、不登校などなどが怒る事もあるようなんですが、ひきこもりや、不登校の子どもの中に、発達障害があることが多い事がわかっているという事です。

人との関わりだけではなく、感覚過敏がある場合は日常生活を送る事にも困り事があったりします。

 

旦那ネスケが子どもの頃の話

ネスケが小さい頃は『発達障害』は、知られていない。

自分自身でも「周りとの違和感」を感じていたようですが、発達障害という言葉も聞いた事がない周りの人だって、ネスケに違和感を感じていたとしても『個性』だと捉えていたと思う。

ネスケは、子どもの頃や、学生の頃の話をあまりしてくれないので、ネスケがどう思っていたのか、どう過ごしていたのか詳しいことは分かりませんが、ネスケの両親から聞いた話によると…。

中学の頃、学校の先生から注意などされる事が多かったみたいです。

ネスケ父曰く

「あの頃は、ネスケの事を心配してくれていた先生がいたけど、変な先生という噂を聞いていたから先生の方が悪いと思っていた。今思うとネスケの事をちゃんと見てくれていたのかもしれないな。」と言っていました。

そして、ネスケ母から聞いた話ですが。

こんな事があったそうです。

発達障害の旦那が子供の頃

授業参観の時でもそんな場面があったのだから『他の時にも気になる事があったんだろうな』と、思いました。

あとは、通信簿に「整理整頓ができない」「片付けができない」など必ず書かれていたようです。

これらは、ADHDの特性ですね。

「ちょっと変わっている」

これは、発達障害が知られていない時に、他の発達障害の当事者の方も言われていたのではないでしょうか?

実際、ネスケの両親は他の子に比べて「変わっている」という所を分かってはいたが

「これはネスケの個性」としていた。
(発達障害をネスケ両親にカミングアウトした時、両親がそう言っていました。)

周りの人が感じている違和感のような物は、当事者である本人も感じている事もあるみたいです。

 

 

大人の発達障害まとめ

発達障害は、大人になって発症するというものではありません。

乳幼児期の頃から困難があることもあります。

けれど、軽症の場合は成長してから気づかれることがある。
軽症、重症といずれも、学習が困難だったり、職場での困難だったり、家庭での困難があります。
困難ですが、本人が困難(生きづらさ)を感じる事と、身近な人が困難を感じるという感じだと思います。

ただ、特性があっても社会に適応できている場合は、発達障害と診断される事はないそうです。
(これは、私的にはモヤモヤする部分はあります。本人が適応できていても身近な人の困りごとに関してはどうなのでしょうか?)

軽症から重症までの区別などは難しいと。私が読んだ本には書いてありましたが。

私がネスケとの生活で感じている事は、軽症であっても重症であっても、特性からの困り事は「生きづらさ」を感じるものだと思います。

特に、本人が気づいていない場合は『身近な人の困り事』に関しても気づくことが少ないと私は感じています。

身近な人の困り事を理解する事が出来ない場合が、とても多いような気がするんです。

それが、本人の困り事には繋がらないのでしょうか?

なんて、私は思います。

自ら「自分は発達障害なのでは?」と、診察に来る方は軽症の方が多いという物を目にしました。

ネスケ父は、ネスケよりも拗らせている気がしますが、世代などの関係などから今まで気づかれることなく生活が出来ていたのだと思います。

けれど、ネスケ母はネスケ父との生活に困難を感じていた。本人が困り事を感じていない場合でも、身近な人が困り事を感じている時、その場合のサポートなどが必要だと日々感じています。

 

 

診断されてから3年目

診断結果をネスケが受け入れ始めた頃から、工夫、対策を考えるようになる。

けれど、私がネスケにしてもらいたかったことは、なかなか進まない。
それは、「自分の特性を、自分で理解すること」
ネスケは受け入れ始めたと言っても、完全に受け入れたわけではない。

「もしかしたら診断結果が間違っていたのかもしれない。」と、時々ボソッと言うときもあった。

診断されてから、もう3年になる。
最近になって、ネスケは自分の特性を考え始めた。
前向きに考えるようになったんです。

自分のタスク管理能力の低さや、想像力の欠如、などなど。
その自分の特性を真剣に考え対策をしようと、自分から思ってくれるまで3年かかりました。

それまでも、ネスケなりに考えていたのかもしれないけれど。

発達障害の話を私がすると、「そういう話は聞きたくない。俺が発達障害ってことを思うから」みたいなことを言っていたので、がっつり発達障害の特性の話をすることができなかった。

ネスケが、『自分の特性』について考えてくれるようになったのは。
副業を始めて、一生懸命に作業している中でネスケ自身が気付いたことなんです。

副業をしてから、二人の間で喧嘩が増えたりしましたが、自分の特性を考えてくれるようになっただけでも、良かったかなと思うようにしています。

長くなってしまいましたが、大人になって分かる発達障害。

先天性のものなので、大人になって急に症状が出てきたというわけではなく、大人になって困難さが目立ってきたという事です。

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