プレゼントを選ぶのが苦手な旦那

プレゼントが苦痛 ASDの話
私は専門家ではありません。
ネスケの場合と、私が調べた事を私なりにまとめて書いています。
参考程度にお読みください。
発達障害(ASD+ADHD)と、診断されている旦那ネスケの嫁のネスケ子です。
ネスケは、プレゼントを選ぶのが苦手です。
とても、苦手らしいです。
これは、付き合い始めてすぐに言っていました。
なぜそんな会話になったかと言うと、付き合い始めたのが11月。
 
そう、次の月の12月には「クリスマス」が、やってくるのでした。
 
今回は、プレゼントについての(ネスケの場合)記事を書きたいと思います。
あ、プレゼントを選ぶのが苦手なのは、ASD(自閉症スペクトラム)の特性からのものらしいです。
ASD(自閉症スペクトラム)についての記事はこちら

 

 

 

 

プレゼントを考えるのが苦痛?

プレゼントが苦痛

ネスケは、プレゼントを選ぶのが苦手ではなく。

「苦痛」らしいです。

逆に私は、誰かにプレゼントを贈るの(考えるの)が、とても好きです。
相手の喜ぶ顔を想像しながら、何を贈れば喜ばれるかな~なんて、楽しく選ぶことができます。
その人の好きなブランドや、好きな物の傾向を思い、悩み、考え!

選びに選んだプレゼントを渡した時(プレゼントを見た時)、喜んでもらえたら、こちらも嬉しい!と、なります。(私の場合)

ネスケは、プレゼントの事を考えると『無』になるそうです。

『何が欲しいのか、何が喜ばれるのか、全く分からない』らしいです。

何を贈ったら喜ばれるか、全く想像が出来ないと言っていました。
同性ならまだ分かるかもしれないけれど、異性が欲しい物、興味のある物が、見当もつかないようです。

例えば好きな物を知っていたとしても、その中から何を選べばいいかわからない。

相手が喜ぶプレゼントを想像できない。
というか、自分が送ったプレゼントを相手が喜ぶ気がしない。

『想像力の欠如』なのか『共感性の問題』なのかは、わかりませんが。

とにかく、苦手というか苦痛らしいです。

 

 

 

 

過去のトラウマも重なる

プレゼントのトラウマ

ネスケの場合

トラウマ的な物も絡んできます。

正直こんな話は、聞きたくなかったですが。
元カノが『欲しい』と言っていたドライヤーを贈った時、喜ぶどころか、真顔で『え?これ私が欲しいやつじゃない、いらないんだけど。』というような事を、言われた事があるそうなんです。
(ネスケから聞いた話なので、真実なのかは分かりません。なぜなら、ネスケは出来事を自分の気持ちで解釈して覚えているからです。もし、真実なら元カノも相当だと思います。)

ネスケは、ドライヤーを調べて、調べて、金額的にも良いやつを買ったらしいんですが、元カノが欲しい物ではなかったそうです。

元々プレゼントを選ぶのが苦手だったのに、こういう事が重なったことで「苦痛」になるほどになってしまった。
他にも、プレゼントを贈って喜ばれた記憶があまりないようです。

だいたいプレゼントの中身を見た時、相手の表情が『微妙』らしい。

ネスケ曰く

『俺が選んだプレゼントで、相手が喜ぶ気がしない』

 

 

 

 

 

どんなプレゼントをもらったか

もらって喜ぶ嫁

ネスケと付き合ったのが11月。

その次の月には、クリスマス!
はい、初めてのクリスマスのプレゼントは『Gucciのキーケース』でした。

これは、今でも使っています。

その当時、私がGucciのトートバッグを持っているのを見ていたネスケは

『Gucciが好きなんだ。Gucciを贈る!』と、なったのかは知りませんが💦Gucciの中からキーケースを選んでくれたようです。

可愛いキーケースでした!

その後、私がヴィヴィアンウエストウッドが好きという事を知り。
それからの記念日には、ヴィヴィアンウエストウッドの小物などをプレゼントしてくれるようになりました。
ネスケはプレゼントを選ぶのが「苦痛」と、お話ししましたが。

プレゼントを渡す時、プレゼントを相手が(私が)見た時、とても緊張するみたいです。

『喜んでくれるだろうか』

『失敗だったのだろうか』

などと、ドキドキの様です。

ですが私は、贈っていただいた物にケチをつけるような人ではないです。
1000円くらいのアクセサリーだと、正直「使わないかな」と思ってしまうかもしれませんが。
(だって、金属アレルギーなんですよ!)

私がもらって困るもの第一位は「アクセサリー」です。
これは、前もってネスケに伝えてあったので大丈夫でした。

あ、1個だけネスケからのプレゼントで使っていない物がありました。

それは、ベルトです。

ヴィヴィアンのベルトなんですが。
金具がほとんど使われていない物です。
私は、先程も言った通り『金属アレルギー』なんですが、ベルトの金具の部分が肌に当たると、そこに湿疹がでてかきむしってしまいます。

それを見ていたネスケが、私にプレゼントで金具がほとんど使われていないベルトを贈ってくれたんですが…。ヴィヴィアンって、サイズ的に小さいんです。

私、太りましてね…。
ベルトが小さくて使えなかった…。

ここは、泣くところですよ。

ベルト以外は、全部今でも使っています。

とても、嬉しいプレゼント達です。

なのに…。

私が喜んでいるのも知っているのに、未だにプレゼントは「苦痛」みたいです。

でも、使っているのを見ると「とても嬉しい」ようです。
(当たり前ですが)

あ…。

でも、思い出したように時々

『俺が贈ったベルトは全然使ってくれないよね。』と、言われるんですけど…。

その事を言われる度に、「太ったから使えないと何回言えば…。」と答えています。

 

 

 

 

プレゼントをもらった時はどうなの?

プレゼントをもらって

これ、地味にムカつくんですよね。
ネスケは、プレゼントを選ぶのが「苦痛」とお話ししましたが。
プレゼントを贈った時に

「文句を言われたり」

「喜ばれなかったら嫌」

と、ネスケは思っています。

逆に、ネスケに私がプレゼントを贈った時は、どうかというと…。

 

・ヴィヴィアンの財布

「カードがあまり入らないね、小銭も取りにくい」

 

・ヴィヴィアンのカードケースを贈った時

「これだとカードがあんまり入らない。俺が贈ったようなカードがいっぱい入るのが良かった」

 

・タケオキクチの白いスニーカーを贈った時

「白いスニーカーは、汚れが目立つからな履けないよ」

 

・タケオキクチのシャツを贈った時

「俺は汚すから、こんな高い服着れないよ」

 

・Guの服を贈った時

「ポロシャツなんて俺似合わないからな…。」

 

・30歳の誕生日の記念にGucciの時計を贈った後

「俺時計しないけど…。(腕につけて)重い。」
(贈った時は喜んでくれた)

 

・タケオキクチの時計を贈った時

「え?また時計?」

 

 

あ、書き出すとキリがないですが…。

このように、毎回ケチをつけられます。

カードケースの時は、ずーっと文句を言っていた。
これについては、未だに私は根に持っています。

ネスケは、『プレゼントを贈った時に、何か言われるのが嫌』などと、私に言っていますが。

いや、お前だよ!

お前が言ってるよ!

まあプレゼントは、贈られた方が喜ぶ物を贈るのが基本なのだとしたら、ネスケが喜ぶものって何ですか?
車ですか?
なんですか?

何を贈っても何かを言われる気がする。
あ、これネスケが思っている事だ。

私もトラウマになりそう…。

ですが、これらの言葉には、一切『悪気がない』から毎回すごいなと感心する。

これが、ASDの特性『思った事を口にする』

想像力の欠如から、相手が言われたらどう思うか?という想像が出来ないのです。

ここで、ネスケに「そんな言い方しないでよ」と言ったら、「そんなつもりで言ってない」と、二人で言い合いになるのは目に見えている。

 

 

客観的に見る事ができない

ネスケが『プレゼントを贈る事が苦手』という理由は、今までの経験からくるものです。

ですが、私がネスケに贈ったプレゼントに対しての発言は、ネスケが言われたくないであろう言葉です。

では、なぜ自分がされたくない言動を取るかというと『自分の事を客観視する事が出来ない』という特性からです。

ネスケの場合で言うならば、『自分が経験した事に対しては共感できる』部分もあります。

ならば、私からのプレゼントに対してのネスケの発言は違うのでは?とも思うんですが、ここは『共感』ではなく、『自分の事を客観視できない』という事が出てきます。

自分が言われて嫌な事を、自分が言っているという事に気づかない。

そして、自分がされた事に対してはとても敏感です。

その様子だけを見ると、「人には傷つく言葉を言うけど、自分が傷つく言葉にはとても敏感(傷つきやすい)。」

客観的に見ると、自分勝手な人ですよね?

はい、私もそう思います。

ただ一般的な「自分勝手」の人とちょっと違うのは、「その事に気づいていないだけ。」なんですよね。気づいた時には、ネスケの場合は「ごめんね。」と言ってくれます。

ネスケ父は、ネスケと同じ特性を持っているようですが「気づき」というものはありません。
むしろ、気づいたとしても「自分を正当化する」為に、威圧的な言動を取るように思います。

これは『ネスケとネスケ父の、ASDタイプが違うからなのか?』と私は勝手に思っています。

 

 

 

 

まとめ的なやつ

欲しい物は詳しく伝える

プレゼント以前の問題ですが。
ネスケは、記念日などに関心がありません。

これは、発達障害が関係あるのかもわかりません。
興味・関心がない事は無関心というASDの特性なのか?

これは、こじつけかな…。と、思うじゃないですか?

忘れる事も多いんです。

これは、ADHDの「不注意」らしいです。
私の誕生日を覚えるのにも、ネスケは時間がかかりましたよ。

興味ないんか!って、思っていましたが。
興味なかったんだろうな…。

「特性」を知った時に「あ…。私の誕生日に興味なかったのか?」と、改めて思いました。

ネスケが記念日などに贈るプレゼントに悩んでいる時は、私から指定していました。

ネスケにとって、詳しく教えてくれることは、とても助かるようです。

・プレゼントをあげたくないわけではない。

・喜んでもらえるプレゼントを贈れないだけ
(本人が思っている事)

・贈った時にがっかりされたくない

こんな思いが強いので、指定してもらえると嬉しいようです。

先程聞いた時には

『もうね、お金渡すから
好きな物を自分で買ってくれると嬉しいくらいだよ。というか、それが一番いいと思う。』
って、言っていました。

私の場合は

「ヴィヴィアンなら何でも嬉しい」

「誕生石の指輪が欲しい。

ネスケが選んでくれたら何でもいいけど

金属アレルギーだから、できればプラチナがいい」
(高い物をねだりましたよ)

 
範囲を狭めるのが良いと思います。
「この人何もプレゼントしてくれない」という、発達障害のパートナーもいると思うんです。
「プレゼント欲しい」と、伝えてみるのもいいかもしれませんね。
 
きっと、プレゼントを贈る必要性を感じていないのかもしれないし、「欲しいって言われてないから。」と、言う人もいるかもしれません。
 
「プレゼント欲しいなら言えばよかったじゃん」って、言いそうですもん。
 
ついでに、『何かを贈ってもらったらお返しを贈る。』という事に対して、必要性を感じていない人もいるかもしれません。
 
暗黙のルールという名の一般常識という概念がない方が多いので、ストレートに伝えるのもありかと思ったり、思わなかったりです。
 
あ、旅行に出かけてお土産を選ぶ時に、思う事があるんですが。
ネスケの場合は、なんかずれているんですよね。
 
選び方というか、「なぜ!それを選ぶの?」という物を選んだりします。
 
「それ、お土産にするの?
わさびふりかけを?
会社の人達に?
え?みんなに一つだけ買うの?
みんなで食べるのだったら、お饅頭とかの方が良くないか?」
 
 
 
「え?会社の人達に買っていくやつ?
かまぼこが?
5切れはいっているけど、個装になってないよ?
え?1切れずつあげるの?
だったら、個装になっているお饅頭とかの方が良くないか?」
 
これは、毎年行っている伊豆のお土産にネスケが選んだ物に対して、私が言った事です。
 
 
 
 
 
 
 

おまけ

自分が欲しい物目線で選ぶ

プレゼントを選ぶ時に、ネスケは自分目線で選ぼうとする時があります。
 
『俺だったらこれをもらうと嬉しい』と言って、選んだ物が相手にとって喜びそうなものではない時が多いです。
 
そういう時は、止めますけど。
その後、ブツブツ言っています。
 
『俺はこれいいと思うんだけど、なんでダメなんだよ』などなど…。
 
別にいいんですけど、何かのお返しだったりする時に贈り物としては、ふさわしくない物だったりするので止める時もあります。
 
なので、お返しを選ぶ時は『ネスケ子にまかせる』と、任されます。
 
ネスケの話を聞いていると、何かを贈ってもらった時にお返しとして何かを贈るじゃないですか?
(贈らない方もいるかもしれませんが。)
 
『もらった物に対してお返しをするならば、貰わない方が良い。』と、言っていた事があります。
 
これは、今でも考えは変わらないようです。
私はその時ネスケに『贈り物は「気持ち」を頂いていると思うので、「気持ちをお返ししたい」と私は思っている。「これをネスケ子ちゃんに贈りたい」と、思ってくれた気持ちに、「ありがとうの気持ちをお返ししたいと私は思うんだよ。気持ちをいらないなんて言わないでしょ?』と、ネスケに話しました。
 
ネスケは納得がいかないようでしたが、そもそもネスケが頂いたものではなく私が頂いたものに対して、ネスケが「いらないって言いなよ。」と言う方がおかしいと思う。