うちの発達障害の旦那は気づいたらクレーマー?

気づいたらクレーマーになっている発達障害の旦那 発達障害の話
私は専門家ではありません。
旦那ネスケの場合と、私が調べた事を私なりの考えとしてまとめて書いています。
参考程度にお読みください。
 
私は日頃、ネスケの事を『家庭内クレーマー』だと思っていますが、これはネスケも私の事をそう思っていると思うので口には出しません(笑)
 
「なんでそんな事で怒るの?」なんて思うのは、ほぼ毎日の事ですね。
些細な事で大きく怒る。
 
ASDの『こだわり(固執性)から来るマイルール』だったり、ADHDの『興奮性からくる瞬間湯沸かし器』だったりと、怒りの原因はいくつかあります。
あとは、ふと思った事を口に出してしまう事から喧嘩に発展する事もありますが、私だけいる時なら良いんです。
ですが場所を選ばずに、思った事を口に出してしまう事から問題となってしまう事があります。
 
それはどんな感じか?
ネスケの場合ですが、実際にあったエピソードと「どうしてそうなった?」という事を合わせて書いていきます。
 
 
 
 
 
 

どんなことが起こるのか?

あくまでもネスケの場合ですが、クレーマーとは言わないかもしれないけれど、見方によれば「クレーマーかもしれない。」となってしまう事が起こります。

特性からの場合が多いかもしれません。

いくつか挙げてみます。

・相手の状況が分からない。
・話し言葉を捉える事が難しい。
・思った事をすぐに口に出してしまう。
・感情が爆発して一方的に話してしまう。
・自分が納得するまで話を聞く。
などなど…。
他にも理由となる事がありますが、大体こんな理由があります。
 
ADHDの興奮性から瞬間湯沸かし器となって、クレーマーとも思えるような事になってしまったり、相手を不快にしてしまったりすることも少なくないです。
 
 
それでは、ネスケの場合はどんなことがあったか?少しだけ書きます。
 
 
 
 
 
 

気になる事を聞いてみた。(納得するまで聞く事もある)

発達障害の旦那強いこだわり
私もネスケも気になる事を聞く方ですが、ちょっと違う所があります。

私の場合は『聞きたいけれど、これは聞いたらダメだよな~。』という事は、聞きません。
ですが、ネスケは『聞いてはいけない事。』という事を考える事が少ないです。

もっと言うと、私が「それを聞いちゃだめでしょ…。」と伝えても「なんで聞いたらいけないの?」と言う時もあります。

これがクレーマーと言えば、クレーマーのような状態に繋がる時もある。
状況によっては、クレーマーとなってしまうかもしれないな~。と思う時もあったりします。
(あくまでも、私がそう思うだけです。)

クレーマーというより、空気を凍らせる感じですかね?

少し似た感じの状態があるのですが、ただ聞くだけではなく『自分が納得するまで聞いてしまう』時があります。
ネスケではないのですが、ネスケ父の話をします。

今年の夏に私の部屋にエアコンを取り付けました。
ネスケが購入してくれたのですが、ネスケ父もエアコン購入を考えているという話を思い出したネスケが「2台買えば安くなるかも!」と考え、ネスケ父と家電量販店へと行きました。
詳しく話すと、ネスケと私、ネスケ両親と出かけました。

エアコンの説明を、ネスケ父は4時間ほど聞いていた。
店員さん、ご苦労様です…。
『自分が納得しないと行動に移すことが出来ない。』という所がネスケもネスケ父もあるので、説明を4時間聞くという事も珍しい事ではありません。

ネスケ母から聞いた話ですが、エアコンを取り付ける場所の確認作業に来た方も2時間ほど捕まっていたそうです。
「どうして?どうやって?(エアコンの取り付け方や、取り付ける場所について)」などなど、気になった事を端から聞いていたらしい。
ネスケ母は「作業に来た方に申し訳ない。」と言っていました。
このような状態が、クレーマーとして捉えられる事もあるのかもしれません。

 

ネスケ父だけではなく、ネスケも問い合わせの電話を1回だけではなく、2回、3回とする時があります。(同じ内容の問い合わせです。)

これは『人の話をすぐに理解するのが難しい。』という理由から数回の電話をかけるのですが、私から見ると「え…また聞くの?」ってなります。
ネスケのやり取りは(数回の問い合わせは)相手にとってはクレーマーとして受け取られる事もあるかもしれません。

『コミュニケーションの障害』として、『話し言葉を捉える事が難しい』という事から口頭でのやり取りを理解する事が苦手です。
話し言葉を入力・処理などの一連の機能が上手くいかない事から、話し言葉の意味を正確に捉える事が難しいようです。

 

 

 

 

 

相手の状況が分からず…。

すべき思考

ネスケと朝食を食べに某チェーンの喫茶店に行った時の話をします。

店内に入ってすぐに、席が空くのを待っている方が何組もいました。
店員さんもバタバタとしています。
そんな状態なので『店内で待つか、違う店に行くか』をネスケと話をしていた。

その時ネスケが、『近くを通った1人の店員さんに話しかけた。けれど店員さんは何も答えずに通り過ぎた。』らしいです。
”らしい”というのは、私は聞き取れなかったというか『私に話しかけているのか、独り言なのか分からない。』そんな感じだったんです。

しかも、店内はそこそこガヤガヤしているし、店員さんはバタバタ状態です。

ネスケは瞬間湯沸かし器となり、大きめな声で「なんだよ!店員だったらちゃんと答えるべきだろっ!」なんて言い始め、私はネスケに

「こんな忙しい状況で無理だよ!しかも、私も聞き取れなかったよ!聞こえてないんだよっ!」

という私の声がネスケの耳には届かない、そんな状態になっていたネスケ。

こんな事は、多々起こることなんですけど。
興奮は冷めることなく大きくなり、声も大きくなる。
私は「必殺他人のふり!」が使えず、とにかくネスケをなだめて店外へと連れ出しました。

だって!周りの視線が痛い…。
そして!何より恥ずかしい…。

外に出ても興奮しているネスケに「店員さんは聞こえていなかった。私も聞き取れなかった。あんなに忙しい状態では無理だよ。」などなど、状況を説明していた。

この状態になると、クレーマーと思われても仕方ないかもしれない。と言うほどに興奮しています。
『相手の状況が分からない。』という事や『感情の爆発で一方的に話す。』などが重なる感じですね。

 

 

思った事をすぐに口に出してしまう…。

つい先日の出来事なんですが…。

2人でラーメン屋さんに行きました。
その時にこんな事がありました。

思った事をすぐに口に出す発達障害の旦那

 

 

 

 

※この画像がちゃんと読めるか不安です。

こういう時も多いですね。

『違うのではないか?』と思った事が、本当は合っていてもネスケは『違う』と思って聞いてしまう。
少し考えたら分かる事でも最初に思った事がずっと残っていたり、強く思うようになってしまう事が多いと感じます。

『思ったらすぐに口に出してしまう。』というネスケの隣にいる私は良く「他人のふり」をしています。
だって!恥ずかしい!
声も大きいので視線が痛い…。

ネスケに「なんで言うのよ!」と言うと、ネスケは「なんだよっ!こんなのおかしいだろっ!」ってね。

 

 

 

 

まとめ

ネスケの場合の『クレーマーに見えてしまう』という言動は、特性が絡んでいる事もあります。

背景・状況を見るという事が苦手な所と、1つの事で頭がいっぱいになりその他の部分を見るという事も苦手。

例えばの話

例えばネスケが購入した物が壊れたとしたら、『どんな物で、どんな状況・背景で』などを考える事なく『壊れた!』という事だけしか考えられなくなる。
そうすると、『壊れたのだから伝えるべき!』となります。
使い方に問題があったとしても「壊れたという事実」だけになり、伝えている時にも会話がスムーズに進まず余計に怒りが…。

話がどんどんずれていったり、相手の説明をすぐに理解できずに、繰り返しになってしまったりとなり、ここでまた怒り。

この話は例え話ですが、似たような事は多々あります。

ネスケが思った事からの切り替えというのが、とても難しいようです。
他の考え(その他の部分を見る事が難しい)を、どれだけ私が説明したとしても興奮している状態のネスケは一切聞き入れてくれない。

他にもADHDの特性によって、ネスケの場合は『感情のコントロール』が上手くできない。
そこからトラブルへと発展する事もありますが、私はネスケの興奮状態が落ち着くまで待っています。
落ち着いた時には話を聞いてくれるので、落ち着くまで待つしかありませんが。

これは、あくまでも2人でいる時の話です。
外出先(お店など)での話はまた別です。
お店にいる時なら、店外へと連れて行くしかないと思う私です。

当事者の方が気をつける事は、『自分で交渉することなく誰かに間に入ってもらう。』『自分が話し続けることなく相手の話を聞く。』

サポート側の方が気をつける事は『興奮している時に行動などを責めると、さらに興奮してしまうので落ち着かせるようにする。興奮している時には「行動」についてやめるように伝えたとしても、人格否定として捉えられてしまう事があるので、まずは落ち着かせる。』

 

『こうした方が良い』という対処法などを本やネットで見ても、実際にその場になると頭から消え去ってしまっている私ですが💦

何となく経験からそういう時のネスケへの対応が、出来るようになってきたと感じています。

 

 

 

私が助かる時もある。

クレームと言うほどではないけれど、購入店など多少言いたい事があったとするじゃないですか?

私は、なかなか言えないんです。

明らかに店側に非があり、クレーム案件の場合は頑張って伝える事が出来ます。
ですが、微妙な時ってないですか?
「見過ごせる程度だけれど…。」という微妙な時です。

そんな時、ネスケはとても頼りになります。
ネスケの辞書に「言いにくい。」という文字はないそうです。(笑)

ただネスケに相手と対応してもらう時には、言い過ぎないようにと一言添えています(笑)

こういう所もあるので、悪い事ばかりではないと思っています。
ほどほどが一番ですが、「言うか・言わないか」の二択です。