発達障害の旦那と仲良く過ごしています

ASDの話
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旦那ネスケは30歳の時に、発達障害(ASDとADHD)と診断されました。

ネスケが発達障害と診断された時に、まず何をしたか?

それは、ネットでの検索です。

ネットの検索で何が出てきたか、書いていこうと思います。

※この記事は2019年10月14日に書いたものを編集して公開しております。

私は専門家ではありません。
私が調べた事とネスケの場合を書いています。参考程度にお読みください。

 

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ネットで検索して最初に知った事

 

 

例えば

 

「夫 発達障害」

「発達障害 パートナー」

 

こういう検索をしていたと思うのですが、必ず出てくるのが

 

”カサンドラ”です。

 

 

”カサンドラ症候群”とは、発達障害のパートナーが多くなってしまうという精神的、身体的症状を表すという事ですが。

 

主な症状は

 

”偏頭痛、体重の増加または減少、自己評価の低下、パニック障害、躁鬱、無気力” などなど

 

 

この言葉がヒットします。

が…私が知りたかったのは、仲良くする方法。

 

もしくは、仲良く暮らしている夫婦の事です。

(ちなみに、ネスケが発達障害と診断された時は、私たちはまだ結婚していませんでした。)

 

 

これがなかなか、ヒットしないのです。

発達障害同士の夫婦とかは、ヒットします。

もしくは「発達障害夫と離婚」なども…。

 

そんな内容の物を読んでいると

 

「私達、今は仲良くやれているけれど無理なのかな…」

 

なんて一瞬思ってしまいます。
(一瞬ですが…。)

 

でも、私は前向きに思いましたよ。

 

発達障害の人と結婚しても、定型と呼ばれる人と(発達障害ではない人)結婚しても、合わないもんは合わないと。

とりあえず、カサンドラ症候群について私が調べた事をまとめてみたいと思います。

 

 

 

 

カサンドラ症候群って?

 

 

カサンドラ症候群(カサンドラしょうこうぐん、Cassandra affective disorder)、カサンドラ情動剥奪障害(カサンドラじょうどうはくだつしょうがい、Cassandra affective deprivation disorder)」とは、アスペルガー症候群[注釈 1]の夫または妻(あるいはパートナー)と情緒的な相互関係が築けないために配偶者やパートナーに生じる、身体的・精神的症状を表す言葉である[1]

出典元Wikipedia

 

 

発達障害のASD(昔はアスペルガー症候群)のパートナーが主になると言われていますが、このカサンドラ症候群は同僚や上司、部下、つまり職場で接して居る人もなる方がいるようです。

ただ、このカサンドラ症候群ですが、正式な病名ではないとのこと。

 

 

◎精神的症状

・孤独感
・疎外感
・自己評価の低下
・躁鬱状態
・不安障害

◎身体的症状
・体重増減
・腸内疾患
・食欲低下
・頭痛
・不眠

 

 

 

カサンドラ症候群の原因ですが、カサンドラ症候群はASD(前はアスペルガー症候群)のパートナーに起こるもの。

 

ASD(アスペルガー症候群)の、旦那さんや奥さんとの、コミュニケーションが上手くいかなかったり、共感を得られない、その事を周りの人に話しても分かってもらえなかったりと、様々な原因やきっかけで生じる状態のようです。

 

こういうことは、ありませんか?

 

一緒に暮らしていて毎日いるけど、話をちゃんと聞いてもらえなかったり(発達障害の旦那さんや奥さんに興味のない話の場合は特に)、何かの共感を得られなくてなんか寂しく感じたり、周りの人に話をしても理解してもらえないという事が。

 

 

私は、喧嘩をした時などに、話がかみ合わず辛くて夜寝られずに泣いていた時も少なくありません。楽しい事や興味ある事などに共感してほしくても、ネスケに興味のない事だと、ちゃんと話を聞いてもらうことも難しかったです。

 

二人で同じ部屋にいるのに、独りと感じる時もありました。

 

 

 

私が思うカサンドラ症候群の対処法って?

 

 

色々なサイトを見ていると対処法は

『特性を知る』だと思いました。

これは、いろいろなサイトを見て私が思ったことなので

これが正解なわけではありません。

 

 

ASDのネスケは、察する事が苦手だったり、コミュニケーションを上手く取る事も苦手だと思いますが、それは性格ではなくて「障害」によりできない事です。

 

 

旦那の性格は、穏やかで優しくて、頑張って思いつく限りに、私の事を思いやってくれます。そして、「障害」によって苦手な事を、少しでも工夫しようとして日々頑張っている努力家です。
ちなみに、今日は仕事の帰りに「最近頑張っているから」と、限定のケーキを買ってきてくれました。(優しい)

 

って、今は言える事です。

ネスケの事を良く知ろうとしなかった時は、自分を責めたり(自分の伝え方が悪いとか自分の接し方が悪いなど)していました。そして、自分の事を責める反面ネスケの事も責めていました。

 

『なんでこんな事も分かってくれないの?』

『ネスケが、話を聞いてくれないから』

『ネスケが…ネスケが…。』

 

 

こんな風に、何か(主に喧嘩)がある度に、ネスケのせいにしていました。

 

そんな時に、ネスケにカサンドラ症候群の事が書いてあるサイトを見せました。

 

「俺、頑張る。ネスケ子を俺のせいでカサンドラにしたくない」

 

みたいな事を言ってくれたんです。

 

ネスケは、自分が苦手な物を知ろうとしたり、自分ができる事を分かろうと。

つまり、自分の特性を自分で理解しようという努力をしました。

 

私も、発達障害の本を読んだり、ネットで調べたりして、ネスケの特性を調べました。

特性を知る事により、対策というか工夫ができるように。

 

そして、私達二人の間でも役割分担ができてきました。

 

ネスケの苦手な事は、私がサポートして

私の苦手な事は、ネスケがサポートする。

 

 

発達障害のネスケだけに苦手な物があるわけではないです。

もちろん、私にも苦手な事はあります。

 

それは、誰にだって苦手な事があるという事なので、当事者だけができない事があって、苦手な事があるという事ではないという事です。

すごく当たり前のこと。

 

 

発達障害のネスケの特性を知る事で、私は私自身の事を(無駄に)責める事がなくなって、ネスケは出来なくて苦しむという事が少なくなりました。

※私が自分の事を責めていたのと同じように、ネスケは私の事を理解したいのにできない自分、そして発達障害である自分の事を責めていました。

 

1人だけが、頑張るのでも

1人だけが、辛いわけでもないと私は思っています。

 

分かってもらえないのはパートナーだけではなくて、理解できない辛さを分かってもらえない当事者もまた辛いと私はネスケを見ていて感じます。

 

発達障害であるネスケにとっての、理解できない辛さは、私には感じる事が出来ないかもしれません。

 

当事者であるネスケに、気持ちを分かってもらえないのは私だけではないのです。

ネスケは、診断された頃に

 

「俺の辛さはネスケ子には分からないよ。

ネスケ子は、発達障害じゃないんだから…。」

 

と、言われたことがあります。

 

「私の気持ちを分かってよ!なんで分かってくれないのよ」

 

と、思って言ったりしていたのは私です。

 

けれど、ネスケも同じように分かってもらえない辛さを感じていたのです。

どちらかが、悪いわけでも

どちらかが、正しいわけでもない。

 

 

 

今の私たちは

 

 

 

確かに、喧嘩は多いです。

 

喧嘩の内容もちょっと難しいです。

 

普通に伝わるような言い方は伝わりません。

 

ASDの特性を持つネスケは、お察し能力が低いので遠まわしの言い方や嫌味は一切通じません。

フォークボールはだめです。

ストレートのみです。

関係ありませんが、日本人特有の「本音と建て前」は通じません。

「建て前」だけ受け取ります。

 

 

そういう所は、一言で言って「めんどくさい」ですが。

私達は本当に上手く仲良く過ごしています。

 

ネスケが発達障害だと周りの人達は知りませんが

(ネスケの家族と私の親だけ知っています)

私の友達に「ネスケさんて良い人だよね」とか「本当に仲良しだよね」と言われております。

 

 

発達障害と診断されてから二年半経ちますが、紆余曲折を得てここまでになりました。

仲良しな日ばかりではありません。

 

 

ネスケが二次障害になった時は

「死にたい」と毎日のように言っている時もありました。

それを、乗り越えて今があります。

 

なかなか上手くやれていると思っている私でも、発達障害の人と暮らしていくのは無理と思う時もあります。(喧嘩をすると毎回思う)

 

日々、いろいろな事を振り返って確認しつつ、妥協するところは妥協しなければ一緒にはいられません。

なぜなら、性格や癖ならば難しいかもしれないけれど「治せる」かもしれないけれど、発達障害は「障害」です。治すという事はできません。

 

そこを、パートナーが理解していかなければいけないと思います。言うのは簡単です。

 

日によっては、「何で私ばっかり」と思う日もあるかもしれません。

でも、「〇〇ばっかり」と思っているのは自分だけではない。相手もそうかもしれません。

 

 

最初「私が頑張らなきゃ!」

と、思っていました。

「私が何とかしなきゃ!」

「私がしっかりしなきゃ!」

 

 

これは、良くなかったなと

自分に負担をかけて、相手にも精神的に負担をかけていました。

ネスケにとっては、私が無理をすればするほど

『俺が出来ないから』とか『俺が困難だから』

と、ネスケも自分を責めてしまうし

私も、疲れてイライラの日々という結果に…。

 

 

今は、お互いが支えあっていこうね!に変わっています。

 

 

Twitterの今とは違うアカウントの時に、名前に”カサンドラ”とついている方からDMを頂いたことがあります。

DMの内容は、ここに書くのはためらうようなものでした。

長文でしたが、要約すると

 

『アスペルガーは、悪だ。別れた方がいい。』

 

この方と少しやり取りをしましたが

発達障害だから、って事はないと思うんです。

定型と言われる人の中にだって、一緒にいられないと思う人はいるじゃないですか。

ひどいモラハラを受けたとか、DVだったり、浮気性だったり。

 

お互いが『特性』を理解し、努力できるか。

だと、思います。

 

アスペルガー症候群の事を調べていた時に、見つけた記事がありますが。

(どんなサイトだったかは覚えていないです)

 

『努力できるアスペルガーとは一緒にいられる

努力しないアスペルガーとは、すぐに離れなさい』

 

 

正確な文章ではないと思いますが

内容はこんな感じだったと思います。

 

 

ネスケは、発達障害であることを受け入れて努力しています。

 

仕事も、ミスがあったり人より遅かったりとありますが、工夫をしたり、自分にできる事を増やしています。家庭でも、今までは喧嘩の時に自分の言いたい事が止まらず、私の話を聞けなかったのを、必死に話すのを我慢して一生懸命、私の話を聞くようにしてくれています。

 

ネスケは、自分なりに前向きに努力しています。

 

そんなネスケと、私はこれからも一緒に居たいと思うし、支えたいと思うし、頑張りたいとも思えます。

 

 

私は、ネスケと一緒に生活していて楽しいです。

 

喧嘩をした時などは「このくそがっ!!」とか「出てってやる!」とか「別れてやる!」など思いますが、それは発達障害ではない人と一緒にいても喧嘩をすれば思うことであって、発達障害の人だから思うことではありません。

(喧嘩を大きくする原因にはなっていますが)

 

ASDのネスケは、私の言い回しなどで理解ができないときはあります。

話が通じず、進まず、理解してもらえず

逆に、私はネスケに上手く伝えられず、理解できず

 

きっと、それがカサンドラなどになっていく所なのでは?

と、カサンドラの人の記事を読んで思いました。

 

ネスケと、一緒に居る時に「二人でいるのに独りでいる」という感覚になる時があります。

私は、その時思い切りネスケに甘えます。

嫌がられても(笑)寂しいときは「寂しい」と伝えます。

一言では伝わらないので

「何がどうなってこうなったから寂しいんだよ」

と伝えなくてはならない所は、本当にめんどくさいです(笑)

 

そして、喧嘩の時は

やっぱりムカつきます。